未経験で初めてこのお仕事を始めた時、最初に覚えることの一つがテーブルマナーでした。普段の生活ではそこまで意識しなかった細かな所作も、お客様の前ではすべてが印象に繋がるので、最初は想像以上に覚えることが多くて驚いたのを覚えています。まず基本として教わったのは、グラスの持ち方や置き方、お酒を作る際の手順、灰皿交換のタイミング、水割りの作り方など、一つひとつの動作を丁寧に行うこと。特にドリンクを作る時は、スムーズさだけでなく見た目の美しさや所作の綺麗さも大切で、ぎこちなくならないよう何度も練習しました。お客様のグラスが空きそうになったらさりげなく気付き、次のお酒を伺う気配りや、ライターを両手で差し出すなど、細かなマナーも接客ではとても重要でした。また、座る姿勢や足元、姿勢を崩さないこと、テーブルの上を常に綺麗に保つことなど、自分自身の見え方も大切にしなければならず、最初は緊張しながら常に意識していました。灰皿交換一つでも、吸い殻が溜まり過ぎる前に素早く交換するタイミングや自然な流れが必要で、先輩の動きを見ながら少しずつ身に付けていきました。最初は慣れずに頭がいっぱいになることもあったけど、テーブルマナーはただの作業ではなく、お客様に居心地よく過ごしていただくためのおもてなしの一部だと理解してから、より意識が変わった気がします。未経験だからこそ最初は不安も大きかったけど、基本をしっかり覚えることで自信にも繋がり、接客そのものが少しずつ楽しくなっていきました。テーブルマナーは接客の土台であり、第一印象や信頼感にも直結する大切な部分なので、今振り返っても最初に丁寧に学べて良かったと感じています。