美酒乱

(ビシュラン)
松山 熟女キャバクラ
愛媛県松山市三番町1丁目9-18 HOOJIROビル2F
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昼の定食屋と、おじ2人の居場所

2026年05月22日 15時56分

 
今日は友人と昼飯へ。
向かった先は、学生街にある昔ながらの定食屋。
店に入った瞬間、若い空気に包まれる。
 
大学生達の笑い声。
「単位がどうだ」「バイトがどうだ」と未来を語る声。
スマホ片手に写真を撮る者もいれば、山盛りの定食を無心でかき込む者もいる。
 
そんな活気のど真ん中に、黒服のおじ2人。
 
少しだけ浮いていたかもしれない。
 
だが、それも悪くない。
 
歳を重ねると、“若さの中に混ざる勇気”が必要になる。
 
人はいつからか、「自分に似合う場所」ばかり選ぶようになるからだ。
 
 
 
 
 
 
運ばれてきたのは、大皿に山盛りの唐揚げ定食。
 
白飯は漫画みたいな盛り方。
 
湯気の立つスープ。
 
小鉢までしっかり付いてくる。
 
 

 
 
 
 
こういう店はいい。
無駄な演出がない。
 
ただ、“腹いっぱい食わせる”という信念だけがある。
 
一口目の唐揚げで理解する。
 
若者が集まる理由は、流行りではなく“本物の満足感”だと。
 
 
サクサクの衣。
噛めば肉汁が広がる。
白飯をかき込む手が止まらない。
 
気づけば、おじ2人も大学生に負けない勢いで食べていた。
 
 
「歳を重ねても、食欲があるうちは人生はまだ戦える。」
 
これは昔、先輩に言われた言葉だ。
 
今になって妙に沁みる。
 
若い頃は、背伸びして高い店ばかり探していた。
静かなバー、洒落た店、値段の高い料理。
それが“大人”だと思っていた時期もある。
 
 
だが今は違う。
 
気を遣わず、腹を抱えて笑いながら食う定食。
それが何より贅沢だと知った。
 
 
「人間の価値は、食べる物ではなく、誰と食べるかで決まる。」
 
 
友人とは長い付き合いだ。
若い頃の無茶も知っている。
失敗も、成功も、酒癖の悪さも知っている。
だから会話に飾りがいらない。
黙って飯を食っても成立する関係というのは、案外少ない。
 
 
店内では学生達が騒いでいる。
 
その姿を見ながら、自分達にもあんな時代があったなと少し思う。
 
未来しか見えていなかった頃。
体力だけで走れた頃。
 
失敗を恐れなかった頃。
 
だが、歳を重ねた今だから見える景色もある。
 
 
若さは勢い。
年齢は深み。
どちらが上ではない。
どちらにも価値がある。
 
「若さは財産。経験は武器。」
 
 
黒服という仕事をしていると、夜の世界で色々な人を見る。
勢いだけで走る人。
経験だけで語る人。
どちらかに偏ると、人は脆い。
だからこそ、若い空気の中に身を置く時間は大切だと思う。
 
 
刺激を受けるし、自分を見直せる。
 
昼間の定食屋で、山盛りの唐揚げを前にそんな事を考えていた。
 
結局、人間はシンプルなものに戻っていくのかもしれない。
 
旨い飯。
気の置けない友人。
何気ない会話。
そして、笑える時間。
それだけで充分だ。
 
 
「人生に必要なのは、高級な時間ではない。
心から“うまい”と言える瞬間である。」
 
 
今日も良い昼飯でした。
 
 
美酒乱
黒服先生
 
 
 
 
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