
「コンカフェで働いてみようかな」と思っている方、同伴についてクリアになっていますか?キャバクラとは違うと言ってもナイトワークの一種。「同伴ノルマがあるのでは?」と、不安な人も多いはず。結論を言うと、コンカフェで同伴は必須ではありません。しかし時代とともに同伴ありのお店も増えてきています。本記事ではそのあたりも含め解説していきます!注意点・断り方も紹介するので、一読してからデビューしてくださいね♡
同伴ありのコンカフェは少ない!ただし一部の店舗である
ナイトワークにはさまざまな種類があり、コンカフェはガールズバーと同じくくりに入ります。実はコンカフェとガールズバーには明確な違いがなく、”コンセプト”が明確かどうかで分けているだけです。
そしてコンカフェ・ガールズバーには、「隣に座っての接客」「カラオケデュエット」など、キャバクラのような、いわゆる”歓楽的な接待スタイル”はありません。今回のテーマである「同伴」も、一般的なコンカフェおよびガールズバーにはないシステムです。
細かい話をしますと、ナイトワークはその種類によって、風営法で細かくルールが定められています。コンカフェにおいては「接待行為が禁止」とされていて(キャバクラは接待行為OK)、同伴は接待行為にあたるのです。
そのため風営法をしっかりと守り、お店のルールとして同伴や店外でお客様と会うことを禁止しているコンカフェも多くあります。同伴禁止のお店では、そもそも連絡先交換を禁止しているケースがほとんど。
お客様と連絡先を交換してる・店外で会っているキャストには罰金やクビなど、重いペナルティを課しているお店もあります。
しかしここ数年、コンカフェ市場はどんどん拡大中。競合店との差別化のため、同伴OKにしている店舗も出てきました。同伴OKにして差別化できるのは、お客様に対してだけではありません。
「同伴OKな店」「同伴NGな店」と、働く女性にとっても選択肢が増えるのです。バックを設けている店に集まるのはモチベーションが高い女性ですから、優秀なキャストを確保したいお店は同伴OKにする傾向があります。
コンカフェで同伴した時のバック額は1000円以下が相場!ただ時給UPに期待できる
コンカフェでの同伴バックは、300~1,000円程度が相場で、そもそも同伴してもバックをもらえない店もあります。最近では高級志向のコンカフェもあるため、なかには3,000円近くにバックを設定している店もあるかもしれませんが、かなり少数でしょう。(キャバクラですら同伴バックの相場は1,000~3,000円です)
ただ、同伴バックをシステムとして作っているお店は、ほかにも「指名料」や「ドリンク料」など、さまざまなバックを設けているケースが多いです。そのため同伴で入ると、同伴バック以外にもプラスでどんどんバックが増えていきます。
また、同伴バック無しだったとしても、「同伴できるキャスト」はお店にとって貴重な存在です。オーナーから見ても大事にしたいキャストになりますので、時給UPや他のバック率を高くする例が多くあります。
コンカフェで同伴のリスクはある?注意点3選
同伴のあるコンカフェを選びたい方は、ぜひリスクについても知っておいてください。特にコンカフェはナイトワークデビューの方が多いので、悪知恵を持ったお店側・お客様側に当たると搾取される可能性も。ナイトワークは一般のお仕事以上にリスク管理が重要です!
リスク①そもそも風営法違反の店かもしれない
前述のとおり、本来コンカフェは風営法により「同伴を含む接待行為」が禁じられている種類のナイトワークです。「じゃあ同伴OKのコンカフェはすべて違法営業なの?」と思ってしまいますが、一概にそうとも言い切れません。
というのも、風営法はかなり複雑な法律なんです。風営法違反で逮捕された事案は数多くありますが、多くのケースで「そもそも風営法に本当に違反している営業内容かどうか」が争点となるほど。
そのため「表向きはコンカフェだけど、風営法で接待行為ができるように届出を提出済み」だったりする可能性もあります。(風営法の条文にも「コンカフェとは〇〇」などの定義づけはありません)無論、風営法違反のお店で働くのはおすすめできませんので、しっかりと見極めていくこと!
では、どのようにして見極めるのか?についてですが、これは面接時にお店にて「許可証の提示」を確認してください。風営法「第1号」としての許可証が提示されているお店であれば、同伴も指名もなんら問題ありません。
ちなみに許可証の掲示は「見えやすい場所に貼る」が義務ですので、掲示すらされていないお店は避けるのがベター。また、面接時にストレートに「同伴しても問題ない許可を取っていらっしゃいますか?」と聞いてしまうのもありです。
ただこの場合は、相手によっては失礼な質問に受け取られてしまいますので、「初めてなので不安が多いので」「ぶしつけな質問で申し訳ございませんが」など、クッションを入れて聞くようにしましょう。
リスク②お客様との距離感が近くなりすぎる
ナイトワークを始めたばかりの頃の同伴は、1人では行けないようなお店に連れてもらったり、同伴で入店する心地よさだったり、楽しいと感じるはず。しかし同伴は、お客様との距離感が近くなりすぎるリスクを持っています。
ナイト系のお店に来るお客様は、多少なりとも下心を持っていますよね。本来、同伴はお客様にとって「プライベートな時間を買う行為」で、キャストとしては仕事のうちですが、なかには「完全にプライベート」と勘違いする男性もいます。
ましてやもともと同伴がメジャーではないコンカフェなら、「本当はダメなのに俺とだから同伴してくれるんだ!」と、大きく期待させすぎる可能性も高いです。ナイトワークをするなら、お客様との距離の取り方は徐々に覚えるべき仕事のひとつ。
しかし慣れないうちは、なかなか上手に距離を保てず、お客様の下心が暴走してしまいやすいのです。そのためデビューしたてのうちは、あまり熱心に同伴しないほうがベター。
3ヶ月程度続けると、信頼できるお客様も出てくるはずです。それから同伴をしても遅くはありませんよ。お店選びをするうえでも、最初から「ぜったい同伴して!」と強く指導するコンカフェはおすすめできません。
リスク③ノルマが厳しいと働きにくくなる
「同伴してもOK」と「同伴しなければならない(ノルマ)」は、似ているようでまったく違います。前者の場合は、自分のペースで好きなお客様を選び、ストレスなく働けるでしょう。
しかし後者の場合、お客様を選んでいる余裕はありませんし、日々の営業連絡も小まめにしなければなりません。一般的なナイトワークにおける同伴ノルマは、「毎月〇回以上」「イベント時は全員同伴」など、厳しいルールを設けています。
最悪の場合、ノルマ未達成で罰金などのペナルティも……。(ここまで厳しいコンカフェは搾取性が強いのでそもそもおすすめできません)ペナルティが無かったとしても、「ノルマがある」だけでかなりストレスが溜まります。
同伴は「1回して終わり」にはなりません。同伴したお客様が、その後もお店に通うかどうか?常連になってくれるかどうか?は、キャストの営業力次第です。
お店でのふるまい、お礼の連絡、次につながる営業連絡……など、1人のお客様に対してかける労力が倍以上になります。同伴をするお客様が増えれば、そのぶん労力も比例して増えていきます。
そしてお店からのプレッシャーも、当然強くなるでしょう。「〇〇さんは今日は来ないの?」と聞かれたり、もし同伴したお客様が二度と来なければ、あなたの責任にされてしまう場合もあったり。
これらの理由から、ナイトワークデビューで「同伴ノルマあり」のお店は選ぶべきではありません。
コンカフェのお客様に同伴誘われた時、嫌われない断り方ステップ
多くのコンカフェが同伴を必須にはしていませんが、誘ってくるお客様はいます。また、同伴OKなお店でも、嫌な人とは行きたくないですよね。そこでここからは、コンカフェのお客様から同伴に誘われたときの断り方を知っていきましょう。
ステップ①条件が悪いときの断り方
コンカフェデビューして間もない頃だったり、「このお客さんは好きだけど誘ってくる行先が遠くて不安」だったり、ダメではないけど今回の条件がいまいちなパターンはよくあります。そのようなケースでの断り方を、具体的に見ていきましょう。
・「まだデビューしたばかりだから、もう少し慣れてからお願いします♡」
この断り方は初心者さんだけではなく、ハッキリとは断りたくないけどまだ信頼しきれないお客様に対しても使えます。「〇〇さんとはまだ2回しか会ってないから…もう少し仲良くなってからがいいな♡」と、やんわり伝えましょう。冗談っぽく「今月3回来てくれたら同伴します!」と伝えるのもあり。
・「お店のルールでお店から歩いて行ける距離じゃないと同伴できないんです」
車での移動や、遠い場所を提案されてしまった場合、お店的にNGとするのがもっとも穏便に断れる方法です。「お店のルール」を出されるとお客様は何も言えません。ただ、断りっぱなしでは次につながりませんので、「この辺でおいしいお店があったら連れて行って欲しいです!」など、代替案を付け加えるとベターですね。
・「ふたりっきりは緊張しちゃうので、最初はダブル同伴がいいです」
お客様が2名以上で来ている場合、もしくは他にも仲良くしているキャストがいる場合には、ダブル同伴を提案する手もあります。ダブル同伴はお店にとってもメリットが多いですし、まだ会話に慣れていない方でも複数人なら安心ですよね。
ステップ②絶対に同伴したくないお客様への断り方
さて、ここからはもう少し難易度の高い「絶対に同伴したくないお客様」への対応方法です。いくつか注意点もありますので、しっかりとチェックを。
・「学校(仕事)からまっすぐ来てるから時間がなくて同伴できないんです」
定番の断り文句ですが、一番波風が立たない言い方のため、誰でも使いやすくおすすめです。遊び慣れている方なら、遠回しに同伴はしたくないと言ってるんだなと汲み取ってくれるでしょうし、そうでない方でもそれ以上は踏み込んできません。ただし、他の人と同伴してるシーンを見られたらトラブルになるので注意しましょう。
・「掛け持ちバイトをしてて、当日の予定が変わりやすいので…ごめんなさい」
こちらも比較的、定番の言い回しです。一見すると曖昧な言い方に思えますが、最後にきっぱりと「ごめんなさい」を付け加えると、期待させずに終わらせられます。前述の断り方同様、他の人との同伴シーンを見られないように気を付けましょう。
・「うーん、一年通ってくれたら考えようかな?」
駆け引きを含んだ、大人っぽい断り方のひとつです。小悪魔感を出し、冗談めかして言ってみてください。笑って終わらせてくれるはずです。ただし、あなたのことを本当に気に入っていたら、実際に1年通い詰めて同伴に誘ってくる可能性もありますので、その点は気を付けて!
コンカフェの同伴は稀!だけど自分で集客できたら高時給・高バック率に期待大
今回は「コンカフェでの同伴」についてお伝えしてきました。同伴システムを作っているコンカフェは少ないです。しかし市場がどんどん拡大していることを考えると、今後はきっと同伴ありのコンカフェが増えていくでしょう。
- コンカフェは「同伴禁止」の店も多い
- 同伴禁止の店でルールを破るとペナルティの可能性あり
- コンカフェでの同伴リスク①風営法違反の可能性
- コンカフェでの同伴リスク②お客様との距離感
- コンカフェでの同伴リスク③ノルマ
さまざまなマイナス面をお伝えしてきましたが、同伴=集客です。自力で集客力を上げられるキャストは、どんなお店でも重宝されます!
コンカフェに限らず、ナイトワークにおいて集客力はお金そのもの。高時給・好待遇・高バックなど、頑張ればがんばった分、しっかりと還元されるのです。
大きく稼ぎたい!そんなモチベーションを持って働き始めるなら、同伴ありのお店を選ぶとぐんぐん成長していけるはずですよ♡
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