夜職してみたい理由がお金を稼ぐためだったとしても、時給だけで選んでしまうと職場の雰囲気があわないと感じてしまうことも。ナイトワークするのがはじめてならなおさら向いているか確かめるため、イメージしていることとの違いを体験入店してみて知っておくべき。ただし自分にあった業種がわからないこともあるはずで、応募する前にそれぞれで働くと得られるメリットをあらかじめ確認しましょう。
目的別に夜職しはじめる女性におすすめしたいジャンルを紹介
あなたは今、どんな目的を持って夜職しようと考えているでしょうか。夜職する最大の魅力であるお金を重視している方もいれば、業務内容を重視したい方もいるでしょう。
そんなさまざまなニーズに応えるために、今回おすすめする目的別は以下の3つで分類してみました。
- アルバイトより効率的に稼ぎたい:3選
- 夜職しながら学業や本業を両立させたい:3選
- お酒に弱くてもぜんぜん飲めなくても働けるもの
夜職1本で生計を立てたいなら1番になりますし、酔っ払いの相手が苦手な人・お酒が弱い人なら3番がおすすめです。ぜひあなたの生活環境に合った職業を見つけてみましょう。
アルバイトしてより効率的に稼ぎたいなら
1番最初におすすめするのは、アルバイトよりも効率的に稼げる夜職3選です。
- 夜職1本でがっつり稼いでたくさん貯金しておきたい
- 昼間は友達たちと遊ぶためにも空けておきたい
- 生活習慣が夜型だから深夜~明け方まで働いても苦じゃない
そんな方はこちらの選択肢から選びましょう。
①ガールズバー(平均時給1,800円)
ポケパラより引用:ガールズバーテンダー
【業務内容】
キャバクラをもっとカジュアルにしたようなジャンルで、来店されたお客様とお酒を飲み交わしながら会話を楽しみます。お店によってはフリードリンクでもOKな場合がもあるので、そのようなお店ならお酒が苦手な人でも働けるでしょう。
【特徴】
カウンター越しで接客するため、風俗ではなく飲食店に分類されます。そのため風営法が適用されず、深夜0時を越えても営業するお店がほとんど。お客様がいれば朝まで営業する日も珍しくありません。営業時間は18時~2時頃までとかなり長めです。
服装はドレスではなく私服で働くことになります。カジュアルな服装でOKですが、さすがに部屋着のようなラフな格好はNG。ある程度のオシャレさや清潔感は求められます。オシャレ好きな女性なら披露の場ができて楽しいかもしれませんね。
【メリット】
- カウンター越しなので接触セクハラが少ない
- 営業時間が長いのでフルで入れば稼ぎやすい
- 服装がプライベートでも仕事でも使える服なので余計な出費がかからない
- アフターやノルマがないので気楽に働ける
【デメリット】
- 立ち仕事になるため足に疲労が溜まりやすい
- 明け方まで働く機会も多いため生活習慣が乱れがち
- 私服ではあるものの枚数を持っていないと厳しい
- 指名料などのバックがないので、稼ぎは時給のみ
②派遣ホステス(平均時給2,000円)
ポケパラより引用:club ATHENA (アテナ)
【業務内容】
一般的な派遣社員のホステスverです。依頼があったお店や場所に行き、お客様にお酌したり接客したりします。主な出向先は人手が足りないお店や、宴会場などになるでしょう。友達と同時に登録しておけば、一緒に働くことも可能ですよ。
【特徴】
「1カ月間お願いします」と期間が設けられていたり、定期的に「〇曜日は必ず来て」と固定される仕事もあります。しかし仕事のほとんどは臨時・単発になるため、安定力はありません。それでも世間が長期休暇に入る繁忙期になれば、連日呼ばれることもあり相応に稼げます。
服装は依頼されたお店のルールによって異なります。そのためドレスやスーツなど、現場に合わせられるだけの服を持っていないと厳しいでしょう。ただ年齢層は幅広く、30代後半の方も少なくありません。誰でも働ける敷居の低さは、夜職初心者にとってありがたい点です。
【メリット】
- キャスト同士の人間関係に巻き込まれずに済む
- 依頼を自分で選り好みできる
- プライベートの予定に合わせて働ける
- 年齢層が広いので長く続けられる
【デメリット】
- 隣に座って接客するのでセクハラされる機会はある
- 仕事量によって給料が変動するため安定しにくい
- 依頼先によっては交通費が出ないなど余計な費用がかかる
- ドレス・スーツなど多くの衣装を持っていなければならない
③スナック(平均時給1,500円)
ポケパラより引用:スナック愛梨 (アイリ)
【業務内容】
カウンター越しやボックス席で接客します。これはお店によるので決まりはありません。またスナックの多くはカラオケを設置しているのですが、お客様によってはリクエストしてくることもあります。来店されるお客様の年代に合った歌を覚えておいた方が喜ばれるでしょう。
【特徴】
「ママ」と呼ばれる責任者がいるため、ママの指示でつくお客様が決められます。お店によっては「ママの補助」程度の仕事しかない場合も。営業時間は0時までが基本ですが、店外のネオンを消して、お客様が帰られるまで営業を続けるお店も珍しくありません。
服装はドレスを着用するお店もあれば、スーツ姿で接客するスナックもあります。また年齢も20代後半~40代と幅広く、主婦層の方も多くいます。お客様の年代も高めになるので、キャバクラよりも落ち着いた雰囲気で働けるでしょう。
【メリット】
- 指名料や同伴などのバックがある
- 小規模な個人経営店が多いのでスタッフ数が少なく気楽
- お客様の年齢層が高いので、役職など肩書きのある方と知り合えるチャンスがある
- 若さを売りにしていないので長く続けられる
【デメリット】
- 1人で複数人グループを相手にすることもあるため接客力が求められる
- ママの経営方針によって合う合わないが大きい
- 時給は出るものの残業も多い(深夜2時頃まで等)
夜職しながら学業や本業を両立させたいなら
学校に通いながらバイトするにしても昼職しながらダブルワークするのにも、うまく両立させるにはどのジャンルを選ぶべきか。
- 終了時間が決まっている等、昼に響かない範囲で働きたい
- お酒が好きで飲むのは苦にならない
- 数時間だけでも相応の稼ぎになる仕事がしたい
いずれかに当てはまるなら、以下の職業から選びましょう。
①キャバクラ(平均時給3,000円)
ポケパラより引用:CLUB ZOO TOKYO (ズートーキョー)
【業務内容】
来店されたお客様相手に、15分(お店によっては20分)交代で接客します。そこで指名してもらえれば、時間が延長されゆっくり接客できますし、指名料(1,000円ほど)のバックも発生します。
【特徴】
キャバクラはお客様からドリンクを頂けない限り、水分を口にしないまま話続けねばなりません。ケチなお客様に当たり続けると苦労します。しかしそこでドリンクを頂ければ、1杯あたり500円~料金の10%ほどがバックとして支払われるので、上手におねだりしちゃいましょう。
服装はドレスとヘアセットが基本です。年齢層は20代半ば頃までと若めで、相応のビジュアルも求められます。間口はやや狭いものの、指名・同伴・ドリンク等で加算される項目が多いため、時給以上に稼ぐこともそう難しくありません。
【メリット】
- バックが多いため稼ぎやすい
- 1対1で接客するため集中しやすい
- 風営法によって閉店時間が遵守されるので残業はほぼない
- 出勤時間や曜日に融通が効く場合が多く、副業に対する理解度が高い
【デメリット】
- お客様層が若めになるので、セクハラを受けやすい
- お店によってはノルマがあり達成できなければペナルティがある
- ドレスやヘアセット代など用意にかかる費用が大きい
- 人気のないキャバ嬢だとペナルティで減給される可能性もある
②ラウンジ(平均時給4,000円)
ポケパラより引用:ラウンジM (エム)
【業務内容】
スナックとキャバクラの中間のようなお店です。お酒を飲む男性相手に接客するのは同じですが、キャバクラと違ってノルマ等はありません。ただし指名料やドリンク代などのバックがないので、時給以上の稼ぎを出すのは難しいのが難点です。
【特徴】
お店によってルールの差が大きくなります。例えばお店によっては「出勤したら時給が発生」ではなく、「お客様の席についたら時給が発生」になるなど、システム差があるのです。他にもスナック同様「ママ」がいるのも大きな特徴でしょう。
服装は制服・ドレス・スーツなどお店によって違います。しかしどこのラウンジでも相応の美貌と接客力は求められます。なかなかハードルは高いですが、その分時給が高いので短時間でも充分稼げるでしょう。
【メリット】
- 時給が高く短時間でも稼ぎやすい
- お客様の質が高く役職の方と知り合えるチャンスもある
- ノルマやペナルティがないので気楽
【デメリット】
- バックがないので時給以外の稼ぎはない
- ママの経営方針によって合う合わないが大きい
- 若さよりも美貌や知識量などが求められるので採用されにくい
③ニュークラブ(平均時給10,000円)
ポケパラより引用:CLUB EXCELLENT (クラブエクセレント)
【業務内容】
キャバクラの高級版といったイメージで、夜職の最高峰と言っても過言ではありません。業務内容はキャバクラとほぼ同じです。1対1で接客しますし、指名・同伴・ドリンク代などバックも豊富にあります。
【特徴】
業務内容はキャバクラとほぼ同じですが、お店から求められるハードルもかなり高めです。若さ・美貌・接客スキル・知識量など採用の際に求められる事項はもちろん、仕事に対するノルマも厳しいのです。達成できなければ解雇を言い渡されることも珍しくありません。そのため採用率が低く、離職率が高い特徴があります。
服装はキャバクラと同じドレス&ヘアメイクですが、もっとドレッシーでエレガントなものを求められます。またお客様は弁護士・医師・芸能人・役員などハイクラスな方が多いため、普通に生活していたのでは知れない世界も見れるでしょう。夜職の中でも、3ヶ月で100万円貯めることも夢ではない職業です。
【メリット】
- バックも豊富で時給が高いため短期間で高額稼げる
- ハイクラスな男性と知り合える
- 風営法によって閉店時間が遵守されるので残業はほぼない
【デメリット】
- ノルマが厳しく長く続けるには相当の努力がいる
- ドレス・装飾品・ヒールなど身だしなみにお金がかかる
- 高い教養と接客スキルがないと務まらない
お酒に弱くてもまったく飲めなくても夜職できる
ナイトワークするというとお酒を飲みながら会話して盛り上がる、シャンパンで乾杯するようなイメージをもたれがちですがそうでもありません。強くなければ働けないのではと思う初心者がいるかもしれませんが、アルコールが苦手でも活躍しているキャストさんは少なくありません。実際にまったくの下戸だと公言する有名なキャバ嬢さんもいるくらいで、ずっとノンアルでシラフのまま売上につなげているとことも。
基本的にノルマがないガールズバーならプレッシャーもなし!
上手におねだりしてドリンクをもらってバックによって稼ぎを増やす、そんなガールズバーでバイトするにしても飲めないのはデメリットになりません。ムリして酔っ払うより話してて楽しいと思われるように、会話するスキルみたいなものを磨こうとすればカバーできるもの。もちろん20歳未満ならソフトドリンクのみで対応できるため、飲酒しないから大学生が活躍しやすいところも体験入店してみてたしかめて。
ノンアルでもテンションを高めにキープするのが稼ぐコツ!
お酒に強くなくてぜんぜん飲めないというキャバ嬢さんに大切なのは、シラフでも気分を上げてその場の空気をよくしようとすること。お客様をうんと楽しませようとすればハンデにはならなくて、そのためのトーク力をアップさせると誰からも好かれるように。さらに容姿を磨くだけではなくさりげなく気遣いできるようになると、あざとさを振りまこうなどとしなくても指名されるようにも。
ちょっとしたことに気配りできればそれだけでも好印象に!
ここまでとりあげたガールズバーやキャバクラと同じように、お酒をまったく飲まないノンアルラウンジ嬢を目指すというのもむずかしくありません。そのためにはゆったりリラックスできる雰囲気をつくれるように、落ち着いて振る舞うと所作に美しさがでてくるというメリットも。ラウンジならではの客層と接することで上品さまで磨かれて、飲めないことを克服しようなんていう意識はなくなるにちがいありません。
昼職するより稼げて、なるべく辛くない夜職を見つけお金を稼ごう!
最後に今回ご紹介した、目的別でおすすめの夜職9選をまとめてみたいと思います。
【アルバイトより効率的に稼ぎたいなら】
- ガールズバー(平均時給1,800円)
- 派遣ホステス(平均時給2,000円)
- スナック(平均時給1,500円)
【夜職と学業・本業を両立させたいなら】
- キャバクラ(平均時給3,000円)
- ラウンジ(平均時給4,000円)
- ニュークラブ(平均時給10,000円)
【お酒に弱くてもぜんぜん飲めなくても働けるもの】
- ガールズバー
- キャバクラ
- ラウンジ
一言に夜職といっても、その業務内容や特徴はさまざまでした。高い時給のところは相応の美貌や技術を求められますし、お酒が飲めなくても夜職に就けることもおわかり頂けたでしょう。今回ご紹介した情報を参考にして、ぜひ昼職より稼げる自分に合った夜職を見つけてくださいね。
◯関連リンク
楽しい雰囲気を壊さないようにお酒を断るならスマートに、空気を読みつつ場合によっては黒服さんにサポートしてもらうのもあり。その場をシラケさせないのもナイトワークするなら心がけたいところ、それができれば飲めなくても夜職するやりにくさはきっと感じません。もし気になるならどんなジャンルでも体験入店すること、ソフトドリンクで大丈夫だとわかればなにも不安なくスタートできるでしょう。