コンカフェでアフターある?注意点や断り方を教えます!

コンカフェを含むナイトワークを始めるとき、「アフター」はひとつの不安要素でもありますよね。「アフターって必須なの?」「コンカフェでも最近はアフターするって聞いた…」など、さまざまな疑問を持っているのではないでしょうか。最近のコンカフェは二極化が進み、アフターの有無も店による違いが大きいです。本記事で詳しく解説しますので、面接を受ける前にしっかりとチェックしてくださいね!お店選びの重要な基準となるはずです。
コンカフェでアフターはない店が多い!あったとしても後日になる
従来のコンカフェでは、アフターはほぼありませんでした。しかし最近ではアフターをするコンカフェ嬢が増えたり、店としてもOKを出していたりなど、変わってきています。なぜ変わってきているのか?二極化するコンカフェ事情を知ると、お店選びがスムーズになりますよ!
今のコンカフェは従来のコンカフェとコンカフェ風ガールズバーの二極化
「コンカフェ」と聞いて「ちょっぴりセクシーな衣装を着た女の子たちがカウンター越しに接客してるガールズバーみたいなお店」と想像するのは、おそらく若い世代。コンカフェの歴史は意外と古く、2000年代初期にできた「メイド喫茶」が始まりです。
メイド喫茶はその名のとおり、メイド風の衣装を着たキャストが接客をしてくれるお店で、秋葉原にある『キュアメイドカフェ』が元祖・発祥と言われています。『キュアメイドカフェ』は、ロング丈の衣装で特に露出もなく、チャージ料金もない一般的な喫茶店と同じシステムです。
このタイプのメイド喫茶を「クラシカル」と表現したりもします。そしてそんなクラシカルなメイド喫茶から徐々にジャンルが増え、現在の多種多様なコンカフェ業界へと成長したのです。
現在、コンカフェは「従来のコンカフェ」と「コンカフェ風ガールズバー」の二極化が進んでいます。従来のコンカフェとは、メイド喫茶を含む王道の"喫茶店"系タイプ。そしてコンカフェ風ガールズバーとは、コンセプト(JK風・OL風・動物系など)が際立つものの、システムとしてはガールズバータイプのお店を指します。
コンカフェ系ガールズバーではアルコールの提供があり、最近では指名制度を導入しているお店も多いです。そのため今回のキーワードでもある「アフター」があるのも、コンカフェ系ガールズバーとなります。
コンカフェ風ガールズバーの場合朝5時終わりなので、眠く後日になることが多い
コンカフェ風ガールズバーの場合、アルコールの提供があるお店のため、閉店時間が遅くなります。朝5時まで営業しているお店も多く、その時間はキャストも客も眠くてアフターどころではありません。
営業終了時刻が近づくと、店内にも気だるい雰囲気が出始め、「アフター行きたかったけど今日は無理だね」と後日になるケースも多々。また、そもそも「アフター禁止」と定めているコンカフェもあります。
風営法上、指名や同伴のシステムを取れない営業形態の場合は、基本的にアフターもありません。(届け出の種類によって異なるためどのような営業形態なのかは要確認)アフターに不安が大きい方は、最初から「アフター禁止」になっているお店を選ぶのがベストです。
コンカフェ客とアフターするときの注意点・危険4つ
さて、もし実際にコンカフェ客とアフターに行くとなった場合、どのような注意点があるのでしょうか?キャバクラやラウンジとはやや異なる部分でもありますので、よく考えてから働くお店を選んだり、働き方そのものを考えたりしてくださいね。
キャバクラと違って守ってくれる男性スタッフがいないため、自分の体は自分で守るしかない
一般的なキャバクラやラウンジには、黒服と呼ばれる男性スタッフがいます。少ない店でも2~3名程度、多い店なら常時5名以上はいるでしょう。
一方でコンカフェおよびガールズバーには、そこまで多くの男性スタッフがいません。むしろ女性オーナーで女性キャストのみの店もあるため、男性スタッフがまったくいない環境もありえます。
アフターではお客さんと店の外で二人きり(複数人のケースもあり)になります。たとえばキャバクラのように男性スタッフがいれば、営業終了後とはいえ何かあったら電話で駆けつけてもらえますよね。
しかし男性スタッフが少ないコンカフェでは、自分の体は自分で守るしかありません。また、金銭的なトラブルやガチ恋からのトラブルなど、話し合いが必要な状況でも"女性だけ"では威圧的に出られるケースが多いです。
男性客を相手にするナイトワークにおいて、男性スタッフがいない状況には、さまざまなデメリットが生まれます。特にアフターは「店はノータッチ」とする場合が多いため、完全自己責任でカバーできるかどうか?について、しっかりと考えておくべきです。
他の客に妬まれないか
従来のコンカフェは、世間が想像するほど"変な客"はいませんでした。たしかに、世界観を重視する業界のため、こだわりが強かったり、マニアだったりのお客さんはいますが、そういう人たちが危険とは限りませんよね。
さらにもともとは喫茶店ですし、女性としての魅力を売りにしているキャバクラとは異なります。コンカフェ人気が高まってからは、観光客や女子会、デートスポットとしても使われるようになったほど。
しかしガールズバー寄りのコンカフェに関しては、多かれ少なかれ女性としての魅力を売りにします。そのため「お店が好き」ではなく「〇〇ちゃんが好き」として来店する男性客も、多いです。
ここまでで想像つくと思うのですが、女性としての魅力を売りにしているコンカフェでは、客同士の嫉妬が生まれます。もちろんアフターに行くいかないはキャストの自由なのですが、「こないだ俺が誘ったアフターには来なかったのに……」など、トラブルのもととなります。
断った客に、ほかの客とのアフターがバレないようにするのは大前提です。しかしアフターに行くと自然と距離感が近づきますので、なんとなく雰囲気で気づく人もいます。
さらにキャバクラであれば席同士を離すのも可能でバレにくいのですが、コンカフェ風ガールズバーはカウンターのみ、もしくは小さなボックス席がある程度。物理的にも、客同士のトラブルが起こりやすいのです。
客の嫉妬心はナイトワークで避けられない問題ですが、自分でうまくコントロールする自信がないうちは、オーナーや先輩キャストに相談しつつ進めてくださいね。
他のスタッフとトラブルにならないか
これはコンカフェ選びで重要視して欲しいポイントでもあるのですが、「キャスト同士の関係性」はお店によって大きく異なります。従来のオーソドックスなコンカフェはコンセプトが明確である分、共通の趣味を持ったキャストが集まりやすく、キャスト同士が仲の良いお店も多いです。
一方でガールズバー寄りのコンカフェでは、激しい人気競争が発生しやすく、ライバル意識が強まってギスギスしている店も。このようなコンカフェの場合、アフターが他キャストとのトラブルの引き金にもなりえます。
たとえば新人で入店し、Aさん(客)からアフターに誘われたとしましょう。まだお店の事情(誰がだれを気に入っているか等)を知らないあなたは、少しでも売上につながればとAさんとアフターに行きます。
しかしもしAさんが、ほかのキャストを気に入って通っている人だったら、どうでしょうか。「Aさんは私のお客さんなんだけど?」と、知らぬうちに怒りを買う可能性もあるのです。
指名制度を導入しているコンカフェが増えたとはいえ、指名の線引きはキャバクラのように明確ではないお店も多くあります。新人で入店したお店では、アフターをする場合でも、しばらく様子を伺ってからのほうが安全です。
客の独占欲・支配欲が暴走しないか
コンカフェを含むナイトワーク系のお店では、客の独占欲・支配力が生まれます。「〇〇ちゃんが人気になるように応援したい」と口では言っていても、心のどこかでは「〇〇ちゃんは俺だけのもの」と思いたいのです。
とくに潜在的に独占欲・支配欲を持つ男性にとってのアフターは、特別感の強いイベントになります。「"俺だから"アフターに乗ってくれた」「"俺だけが"プライベートの〇〇ちゃんを知っている」など、自分だけが特別扱いされていると思い込みます。
アフターで距離感が近くなるのも事実ですが、このタイプの客はたった1回のアフターで独占欲・支配欲を暴走させかねないのが問題です。あなたとしては「いつも来てもらってるし……」と義理を果たす程度のつもりでも、客側は「これで俺はもう特別!」と捉えるかもしれません。
そして独占欲・支配欲が強まると、徐々に連絡の頻度も変わってきます。「どうして返信をくれないの?」「お店でしか会えないのは嫌なんだけど……」など、最悪はストーカー化するリスクがあると覚えておいてください。
ナイトワークで客の独占欲・支配欲を暴走させないためには、客との距離感を上手に保つことが重要です。「この人はヤバそうだな」と直感的にでも感じたら、アフターには行かないのが得策ですよ!
コンカフェ客とアフター誘われた時の嫌われない断り方ステップ
ここからは、アフターに誘われたときの断り方を学んでいきます。
- お店で禁止されているから行けない
- 学校(昼職)が早いから行けない
- 同伴なら行ける
- 〇日なら行ける
最初の2つは、新人~アフターしない主義の方まで、どなたでも使えるフレーズです。残りの2つは、やや上級者向けの断り方になります。
お店で禁止されているから行けない
これはオーナーや店のスタッフと口裏を合わせてもらう必要がありますが、もっとも鉄板で嫌われない断り方です。相手の顔色を伺う必要もなく、ハッキリと「ごめんね!うちのお店アフター禁止なの」と言えばOKなので、新人さんにもおすすめ。
「送迎を頼んでるから」でもOKですが、「タクシー代出すよ」と言われてしまうと断りにくいので、最初のうちは「お店で禁止されている」をテンプレ化させたほうが良いでしょう。
学校(昼職)が早いから行けない
こちらも鉄板の断り方ですが、「本当は行きたいんだけど……」のニュアンスを含ませるのがポイント。なかには食い下がってくる客も多くいますので、「いやいや本当に無理なの!」ときっぱり言い切れる強さも必要です。
事実として学校や昼職をしているキャストにとっては、アフターがかなりの負担になります。深夜に閉店し、そこからアフターへ行くとなれば、帰りは早朝になってしまいますよね。だんだんと昼夜逆転生活になるとメンタルも崩れていきますので、体調管理は重要ですよ!
同伴なら行ける
こちらはやや上級者向けの断り方ですが、上手くいけば次回の売上につながるのでおすすめです。「朝が早いからアフターは難しいんだけど、〇〇さんとご飯は行きたいなぁ……同伴ならどうかな?」と、相手がNOと言いにくいように仕向けてください。
新人さんであれば、「私、まだこの業界入ったばかりで……。同伴から教えてくれませんか?」と甘えてみましょう。"教えてください"のスタンスは、遊び慣れている客には効果てきめんですよ。
コンカフェでアフターする可能性は低い!酔った勢いで行かないように注意
今回はコンカフェにおけるアフター事情についてお伝えしてきました。
- アフターがあるのは「コンカフェ風ガールズバー」
- アフター注意点①男性スタッフが少ない環境
- アフター注意点②客同士の嫉妬を生みやすい
- アフター注意点③客の独占欲・支配欲が暴走する
積極的にアフターをすすめるコンカフェは少ないですが、特に新人さんが気を付けたいのは「酔った勢い」で行ってしまうケース。記述のとおりアフターはさまざまなリスクも含み、しかもサービス残業です。
キャバクラやラウンジと同じ働き方をするなら、最初からキャバクラへ行くほうがおすすめ。コンカフェを選ぶメリットには「客と距離感を取れるから安全」もありますので、みずから安全性を低くする行為はしないようにしてくださいね。
また、迷ったり不安になったりしたときには、まずオーナー・先輩キャストへ相談しましょう!
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