働く前に知って覚えておきたいキャバクラ業界用語

キャバクラには業界用語がたくさん!働き始めれば自然と覚えていく物ですが、頻繁に使うキャバクラ用語はあらかじめチェックしておきたいですよね。そこで今回は使う頻度が高い用語からランキング形式でご紹介。特に新人キャバ嬢の皆さんは間違った使い方で恥ずかしい思いをしないためにも、しっかり覚えてくださいね♡ランキング上位の用語だけでも知っておけば、体験入店の時にも戸惑わずに済みますよ!

キャバクラ用語を知って、恥ずかしい目に合わないようにしよう!

どうしてキャバクラでは、たくさんの業界用語が使われるんでしょう?それはキャバクラがチームワークで行う仕事だからです!

キャスト同士の連携はもちろんですが、黒服さん達ともスムーズなコミュニケーションが必要ですよね。基本的にキャストは接客に集中するため、注文を通すためにいちいち立つような事はしません。

黒服を呼び注文を通したり、必要な用具を取ってもらったりするのですが、人それぞれで使う言葉が違うと、ミスが生まれてしまいます。業界用語で統一させていれば、オーダーミスも無く円滑な営業が出来るのです。

また繁忙している時には、なかなか声が届かない場合も。そんなシチュエーションでも、短い単語で伝えられる業界用語は便利なんですよ♡知らない業界用語があるのは仕方ないにしても、間違った使い方をしてしまうと恥ずかしいですよね。

まずは必須の用語だけでも覚えて、的確な仕事が出来るようにしましょう!また、使われるようになった由来が面白い業界用語もあります。

豆知識として覚えておけば、お客様との会話ネタにもなりますよ!それでは、キャバクラで使われる業界用語を第一位から順にお伝えしていきます。

第1位「アイミネ」

意味:アイス(氷)とミネラル(水)

キャバクラにしては地味な第1位……と思われるかもしれませんが、本当によく使います。忙しければ30分~1時間に一度くらいは使っているかも?くらいです。

お客様が座っているテーブルには、必ずセットで用意されているアイテムがいくつかあるのですが、アイスとミネラルはその中のひとつです。アイスとミネラルが無ければお酒が作れませんので、必須品ですね♪

由来:アイスとミネラルをセットで頼む事が多い

「アイミネ」の由来に特に面白みは無く、単純にアイスとミネラルをセットで頼む頻度が高いため、略して呼ばれるようになったのではないでしょうか。

特に水割りを飲んでいるお客様の席では、アイスとミネラルが同じスピードで減っていくので「アイミネ」と一度に頼む方が楽なんです。ちなみにロックアイスやクラッシュアイスなど、お酒の飲み方によって使う氷の種類が変わってくるので、その辺りは都度、先輩キャバ嬢や黒服に教えてもらいましょう!

使うシチュエーション:黒服に「アイミネくださーい!」

アイスとミネラルが同時に無くなりそうな時に手を挙げて「アイミネくださーい!」とお願いするだけです。アイスを入れておく容器を「アイスペール」、アイスを取る用具を「トング」、そしてかき混ぜる棒は「マドラー」と言います。

アイスペールに1セットで揃えてありますし、アイスペールだけを頼む事はあまりありません。ただトングやマドラーは落とした時に交換してもらうシチュエーションがあるので、念のため覚えておきましょう!

第2位「同伴」

意味:同伴出勤

「同伴」の元の言葉は「同伴出勤」です。お客様と外で会い、食事や買い物をしたあとに一緒に店に入るシステムを指します。

キャバクラの場合、多くが同伴ノルマを設けていて、毎月決まった回数以上同伴をしないと罰則があるケースも。それくらいキャバクラでは同伴を重視していますので、黒服から「今週同伴ある?」と聞かれたり、「今日は〇〇さんが同伴です」と開店前のミーティングでキャストの予定が知らされたり、働いていれば毎日のように耳にする業界用語です。

由来:お客様同伴で入店するシステムから

なぜ同伴出勤がシステムとして出来たのかまでは分かりませんが、キャバクラはお客様を呼ばないとお金を稼げません。しかしなるべく外(プライベート)で会いたいのがお客様の芋地。

店に呼びたいキャストと、外で会いたいお客様のニーズが重なったのが同伴ではないでしょうか。もちろん、同伴では自動的に本指名として接客できますし、同伴バックもあります。

使うシチュエーション:同伴がある時

あなた自身が同伴をする日には、前もって店側に伝える必要があります。開店後30分程度が同伴出勤の時刻ですので、伝えておかないと「無断遅刻」「無断欠勤」と思われてしまいますよ。

また店側は同伴で入店されるお客様のテーブルを用意しておく必要があるんですね。そのため同伴の時には前日か当日に「今日は〇〇さんと同伴です」と、お客様の名前も合わせて伝えておきましょう!

第3位:つめしぼ

意味:冷たいおしぼり

冷たいおしぼりは「つめしぼ」と略されます。またまた地味な業界用語ですが、よく使うので覚えておきましょう。

つめしぼはキャバクラが発祥の業界用語ではなく、一般的に広く知られている言葉でもあります。そのためお客様から「つめしぼちょうだい」と言われるパターンも多いですよ♡

由来:乾いたおしぼりと区別するため

つめしぼ自体はキャバクラ専用の用語ではありませんが、キャバクラはおしぼりをよく使う業界です。お客様が席に着いたとき、トイレから出て来たとき等、何かとおしぼりを渡すシチュエーションが多いんですね。

温かいおしぼり、乾いたおしぼり、そして冷たいおしぼり。いろいろなおしぼりがある中で区別し、分かりやすく伝えるために「つめしぼ」が使われています。

使うシチュエーション:お客様から言われた時や暑い時など

基本的にお客様に渡すおしぼりは、スチーマーのような専用機で温めたおしぼりです。ただ、お酒が入って火照った顔を冷やしたいお客様から、つめしぼをリクエストされるパターンがよくあります。

また夏の暑い時期などには、言われなくてもこちらからつめしぼを出すと、「お!気が利くね」と好感度UPに!お客様のニーズを先回りして答えられるようになりましょう!

第4位:太客・細客・痛客

意味:お客様のランクやタイプ

  • 太客(ふときゃく):お金をたくさん使うお客様
  • 細客(ほそきゃく):あまり予算のないお客様
  • 痛客(いたきゃく):マナーの悪い客、セクハラ客など

この3つの用語はセットで覚えた方が分かりやすいので、同列にランクインさせてのご紹介です。

太客・細客の基準は店のランクやキャストによっても異なりますが、一般的な店であれば月20万円も使えば十分に太客と呼べるのではないでしょうか。ただ「太っ腹」から来ている言葉ですので、本来の「太客」とはドカンと多額のお金を使ってくれるお客様を指します。

「細客」は小さな金額で細々と来店してくれるお客様を指し、キャバ嬢としてはあまり好まれないのですが、細客をたくさん摑まえておけば大きなリターンにつながります。「痛客」については、セクハラをしたり暴言を吐いたり……そういったキャストや店にとって好ましくない″イタい″人です。

由来:どんな人かひと言で伝えるために出来た言葉

キャバクラに来るお客様には、本当にいろいろな方がいます。職業やキャラクターだけではなく、使う金額もさまざまです。

席替えの多いキャバクラで、どんなタイプの人なのか分からないまま席に着くよりも、「あの人は太客だからどんどん飲んで」とか、「痛客だから気を付けてね」と言われた方が心の準備が出来ますよね。

そうしたスタッフ間のコミュニケーションから生まれた用語です。

使うシチュエーション:キャストや黒服間でのみ

「太客」「細客」「痛客」の言葉を使うのは、あくまでもキャスト同士や黒服との会話内だけです!前述したとおり、どんなタイプのお客様なのかを伝えたり、裏で愚痴を言い合う時にだけ使いましょう。

間違ってもお客様の席では使わないようにしてくださいね。目の前のお客様に対してでは無いとしても、品のない子だと思われます。

第5位:アフター

意味:閉店後にお客様と店の外で会うこと

お客様と閉店後に会う「アフター」も、よく使われるキャバクラならではの用語です。一緒に入店する同伴は料金が発生するのに対して、アフターは料金が発生しません。

つまり、アフターへ行ってもあなたに入ってくる直接的なお金はゼロ。しかしいつもお世話になっているお客様へのお礼としてアフターに行くと、次回の同伴や来店率アップにつながりますので、キャバ嬢としてやっていくならアフターはした方が良いサービス残業です。

由来:仕事のあと(アフターファイブ)から来た言葉

正式な由来は分かりませんが、仕事が終わってからの時間「アフターファイブ」から来ているのではないでしょうか。新人の内はただ面倒くさいと感じるアフターですが、いろいろなお店に連れて行ってもらえたり、人脈が広がったりとメリットも多いもの。

もちろんアフターノルマなどは絶対にありませんので、するしないは自由です。中にはアフターを絶対しないホステスもいるので、どうしても嫌なら断ってOK!

使うシチュエーション:誘われる時や店に伝える時

「アフター」は、キャバクラに通っているお客様ならよく知っている言葉です。キャストの方からアフターを誘うよりも、お客様の方から「今日アフター行かない?」と誘われる方が、圧倒的に多いでしょう。

送迎などがある場合には、店に「今日アフターあるので送迎いりません」と伝えたり、「〇〇さんとアフターあるんだけど一緒に行く?」と他キャストを誘ったりもします。

第6位:営業(色恋、友営)

キャバクラでよく言われる「営業をかける」とは、お客様に連絡をすること。待機中にボ~っとしてたりおしゃべりしてたりすると、「暇なんだから営業かけて!」と黒服さんからハッパをかけられます。

またお客様と疑似恋愛のような関係なら「色恋営業」、友達のような関係での営業は「友営(友達営業)」と呼ばれます。お客様との会話で使うシチューションはあまり無く、基本はキャスト同士での会話でのみ使う用語です。

第7位:場内

最初からあなた目当てで来てくれての指名は「本指名」ですが、フリーで入ったお客様がその場に居た子を気に入って指名するシステムを「場内指名」と言います。

「場内もらいました」など、黒服に伝える時によく使いますよ。

第8位:レディグラ、ゲスタン

お客様が使うグラスは「ゲスタン(ゲストグラス)」、キャストが使うグラスは「レディグラ(レディグラス)」と呼び、サイズが異なります。キャストが飲むお酒は基本的に別オーダーのドリンクですが、キープボトルを飲む場合も多いです。

黒服にグラスを頼むときには、どっちのグラスなのか明確に伝わるように「レディグラ2つください」「ゲスタン1つください」など、ハッキリと言いましょう。

第9位:店外

休みの日にお客様と会う事を「店外」と言います。これはキャバクラなど水商売以外ではあまり使われない業界用語そのものでしょう。

店外を求めてくるお客様は色恋が多く、仕事上あまりプラスにはならないのでおすすめしません。特に信用できないお客様からの店外は断ってくださいね!

第10位:ノーゲス、マイナス営業

お店にお客様がひとりも居ない状態を「ノーゲス(ノーゲスト)」と言い、一般的な飲食店などでも使われている用語です。キャバクラでは逆に大入りの時などキャストが足りていない状態を「マイナス営業」と言います。

マイナスだと、ひとりで数人のお客様を接客しなければならない時もありますよ。

キャバクラ用語を覚え、恥ずかしい思いをしないようにしよう!

まだまだキャバクラでは、一般的にはあまり使われない独特の用語がたくさんあります。1つずつ覚えていけばいいので焦る必要はありません。

ただ入店前に覚えておくと業務がスムーズになる用語も多いです♪

  • アイス、ミネラル(アイミネ)
  • 同伴
  • つめしぼ
  • 太客、細客、痛客
  • アフター

まずは毎日必ず聞くであろうこれらの用語だけでもチェックしておきましょう!

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