これからスナックでバイトしようと考えているなら、「仕事内容は?」「辛いことも多そう…」など、スナックへの疑問や不安がきっとたくさんありますよね。キャバクラやラウンジと比べてゆるく楽しめるスナックは、居心地の良さがおすすめポイント♪今回の記事では、スナックの仕事内容ややりがい・辛いことまで深くお伝えしていきますね!少しでも不安を少なくして、良いお店を見つけましょう。
スナック嬢の仕事内容とはマルチなホステス
大きなくくりでは″水商売″や″ホステス″といった言葉がありますが、スナック・キャバクラ・ラウンジ……実はそれぞれ細かい仕事内容って違うんです。たとえばキャバクラは1対1の接客が基本となり、どちらかと言えば色恋の雰囲気を望むお客さんが多いでしょう。
対してスナックの仕事内容は、マンツーマンでの接客だけではなく大人数を相手にした接客も行います。色恋の雰囲気にもなるのですが、お店全体で常連さんと盛り上がるお店が多いですね。キャバクラのお客さんは「女の子に付く」と言われ、スナックのお客さんは「店に付く」なんて言われたりするんですよ♪
またキャバクラではお酒を作ったり運んだりするのはボーイの役割で、キャバ嬢は基本的にずっと席に付いています。スナックでは女の子もカウンターに入りお酒を作ったりお皿を洗ったり、たくさんの業務を行うのが一般的です。
スナック嬢の仕事内容は多岐に渡るので「マルチなホステス」とも言えるでしょう。
スナック嬢がやるべき仕事一覧4つ
ここからは、マルチな業務をこなさなければならないスナック嬢の、具体的な仕事を4つ解説していきます。
- 開店・閉店の作業
- 接客
- 同伴や売上げのノルマ
- お酒やフード作り
もちろん、お店によって仕事内容は変わります!スナックでバイトするときには、必ず体験入店してどんなお店なのか確かめてから決めてくださいね♪
開店・閉店の作業
私の経験では、スナックの大半が働いている女の子たちで開店や閉店の作業を行っていました。細かい部分は店ごとで異なるものの、例として開店作業を挙げてみましょう。
- 掃除
- 買い出し
- お通し作り
- おしぼりの準備
このように、一般的な飲食店と変わらない仕事内容です。黒服を置いている店もありますが、たいてい1人なので女の子が手伝っています。
スナックでバイトをしている女の子は、昼の仕事や学校と掛け持ちパターンが多いです。時間的な問題で開店作業が出来ない場合には、相談すれば考慮してもらえますよ。
閉店作業についても、簡単な清掃や食器洗いなど、一般的な飲食店と変わりありません。
接客
仕事内容は多岐に渡ると言えど、スナックバイトにおけるメインの業務はやっぱり接客!一般的なスナックの造りはカウンター席がいくつかと、テーブル席が3〜4つ程度です。
ママやオーナーが「〇〇ちゃん、3卓よろしくね」と指示を出し、言われたとおりの席で接客します。もちろん自分のお客さんが来ていれば、その席で接客し続けますが、水商売デビューがスナックバイトの場合、最初は自分のお客さんなどいませんよね。
最初のうちは誰かが呼んだお客さんの席でヘルプとなり、徐々に自分のお客さんをつかんでいきましょう。そして、スナックでの接客はマンツーマンとは限りません。
3~4人、多い時には5~6人以上の団体客を1人でもてなす場合もあります。「輪に入っていけない……」と何も話さず終わってしまう子も多いので、先輩スナック嬢がどのように接客しているのかをちゃんと見て勉強していってくださいね!
同伴や売上げのノルマ
「スナックにはノルマがない」と聞いている方も多いと思いますが、実際は″働き方″によります。週に2~3回程度の出勤であるアルバイトなら、ノルマは無いと考えていいでしょう。ほぼ毎日出勤をするレギュラー勤務であれば、ある程度の売上げは求められます。
スナックでも、売上げバックや同伴バックが付きますので、頑張った分はちゃんとお金になって返ってくるんですよ♪アルバイトの場合でノルマが無かったとしても、「時給だけ稼げればいいや」と思っている子と、少しでも売上げを伸ばそうと考えている子では、店からの印象も変わりますよね。
スナックはママやオーナー、そして他の女の子たちとの関係性が近くなりますので、どんな印象を持たれるか?でも働きやすさが大きく変わります!この点を楽しめればいいのですが、「なんだか面倒くさいな……」と感じるのであれば、多少ノルマがきつくても個人プレーでやっていけるキャバクラの方が向いているかもしれません。
お酒やフード作り
前述したとおり、スナックでのバイトは、お酒やフード作りも業務に含まれます。お客さんの席でウイスキーや焼酎を作るのはイメージできると思いますが、生ビールやクラッシュアイスなども、頼まれたらカウンターに入って自分で用意します。
自分が飲むドリンクも自分で用意するお店が多いので、意外と座りっぱなしにはなりません♪もちろん、お酒やドリンクの作り方は1から丁寧に教えてもらえるので、分からなくても安心してくださいね。
フードに関しては、簡単なメニューがほとんど。お通しを盛り付けたり、ポッキーやスナック菓子を用意したりする程度で、難しいメニューはありません。
ピザやソーセージ盛り合わせなどを出しているお店もありますが、冷凍食品を使っている店が多いですし、徐々に覚えていけば問題ないですよ♡
スナック嬢の仕事内容でやりがいに感じる時TOP5
なんとなく、スナックのバイトのイメージは掴めたでしょうか?ここからはスナックバイトでやりがいを感じる時をランキング形式でご紹介していきます。
- 自分のお客さんが持てたとき
- 売上げや同伴が給料に反映されたとき
- 常連さんと楽しいひと時を過ごせるとき
- ママや女の子と仲良くなれたとき
- 「きれいになった」と言われるとき
楽しいイメージが持てれば、やる気も倍増しますよ!
第1位:自分のお客さんが持てたとき
″自分目当てのお客さん″がいるのは、とても安心できるものです。色恋目当てかどうかはさておき、少なくともあなたのお客さんはあなたが大好きでお店に来ます。
話すネタが無くなっても下らない世間話で十分楽しんでくれますし、多少のわがままだって聞いてもらえるんです。他のお客さんはそうは行かず、会話の内容やマナーなど、細かい部分にまで気を使います。
そのため自分のお客さんの席ってとても安心できて、居心地がいいんです♪スナックで″自分のお客さん″と認めてもらうにはいくつか方法がありますが、同伴するのが一番わかりやすいでしょう。
自分のお客さんが増えると収入につながるだけではなく、居心地の良さの面でも働きやすさがグッとアップしますので、ひとりでも多くお客さんを掴んでくださいね♡
第2位:売上げや同伴が給料に反映されたとき
スナックのバイト時給は、1,500円〜2,500円が相場です。週に数回のアルバイト扱いでノルマも無い場合には、時給は動かず、言葉どおり働いた時間分のお金にしかなりません。
時給1,500円でも一般的な飲食店と比べたら十分高いですが、せっかくナイトワークをするならもう少し、せめてあと一歩多く稼ぎたいですよね!スナックバイトの嬉しいポイントは、頑張れば頑張るほどお金として返ってくることです。
もちろんあくまでもバイトだから「のんびり稼ぎたい」と感じている方もいるでしょう。それでも、自分のお客さんと楽しく話しながら少しでも多く稼げた方が、モチベーションの維持も出来ると思いませんか?
売上げバックや同伴バック、ノルマを細かく計算する必要はありません。ひとりでも多く自分のお客さんを掴んで営業していけば、お給料日には「え!こんなにもらえるの?」と嬉しい驚きが待っているはずですよ♡
第3位:常連さんと楽しいひと時を過ごせるとき
お客さんの年齢層はお店によって大きく異なる点のひとつですが、どの店も共通して常連さんが中心となっているず。そのため最初は出来上がっている輪に入っていきにくい面もあるのですが、一度受け入れてもらえればとても楽しくなります!
若いノリが苦手な方は、年齢層がちょっと高めの店を選ぶと良いでしょう。娘や孫のように可愛がってもらえるので、面倒ないざこざもあまり起きません。
キャバクラは見た目が良い子がモテますし、お客さんによっては容姿をいじったり嫌なからかい方をしたりする人もいます。しかしスナックでそのようなお客さんは少なく、あなたが太ってても地味でも、魅力的な個性として見てくれる人が多いです。
そんな温かいお客さん達と仲良くなれると、バイトの時間がとても楽しくなりますよ!
第4位:ママや女の子と仲良くなれたとき
スナックで働く女性たちは、年齢もバックグラウンドもさまざま。特にママやレギュラーで働いている女の子たちからは、学べる人生観や経験もたくさんあるでしょう。
もちろん″みんな仲良く″とはいかないかもしれませんが、スナックバイトをするなら、こうした女性との出会いもひとつの楽しみになります。女の子同士でつながりが強い店なら、お店上りにみんなで飲みに行ったり、同伴を一緒にしたりなど、ストレスも発散しやすくなりますよ!
第5位:「きれいになった」と言われるとき
スナックはナイトワークデビューの子も多く、働き始めたときにはまだまだ垢ぬけない若い世代もたくさん入ってきます。しかし不思議と、働いているうちにみんなどんどん綺麗になっていくんですね。
キャバクラなどと比べたらカジュアルに働けるのがスナックですが、そうは言っても男性に見られる・男性と接する仕事に変わりはありません。「見られる意識」を持つと自然と背筋に力が入り、ファッションやメイクも垢ぬけていきます。
常連さんに「きれいになったな~!」と言われるときには、この仕事をしてて良かった♡と思えるはずですよ。
スナック嬢の仕事内容で辛く感じる時TOP3
どんな仕事でも、辛く感じる時はありますよね。スナックのバイトでも同じです!
- 嫌な客・セクハラにあったとき
- お店の環境や雰囲気が悪いとき
- 昼夜逆転生活になるとき
筆者がスナックのバイト現役時代に、特に辛いと感じていたのはこの3つ。それぞれ詳しくお伝えしていくので、ストレスになるであろうポイントとして考えてみてくださいね。
第1位:嫌な客・セクハラにあったとき
メインの仕事が接客である以上、良いことも悪いこともお客さん次第になります。特にスナックでは1組のお客さんと長時間接しなければならないため、嫌なお客さんへのストレスも倍増!
特にセクハラ・説教・容姿のからかいは、慣れないうちはかなり辛く感じると思います……。あしらい方は自然と身に付いていきますが、実は「我慢をしすぎない」のも大事なポイントなんです。
度を越したセクハラなどはお店の人に相談し、出禁や注意などの対応をしてもらいましょう。そうしないと、せっかくスナックバイトを始めてもストレスで辛くなるばかりです。
第2位:お店の環境や雰囲気が悪いとき
スナックは全国に何千軒とあるので当たり前ですが、全てが良いお店ではありません。女の子同士が仲の良い店もあれば、無視されたり物を盗まれたりなど、トラブルばかりのお店もあります。
また、ママやオーナーが意地悪・お給料の払いが悪いなども、よく耳にする経営者側のトラブルです。体験入店だけでは分からない部分も多くありますので、1〜2週間勤めてみて「何かおかしい」と感じたらなるべく早く辞めるのがポイント。
長く続けると、どんどん辞めにくくなるのがスナックのバイトですよ!
第3位:昼夜逆転生活になるとき
昼夜逆転は、特に昼の仕事や学校がある方にとってはキツいですよね。20代の内は体力でなんとか出来ても、30代になると辛さも倍増です。
またスナックは、店によって営業終了時間が異なり、なかなか帰らないお客さんが居るといつまでも閉店しないケースも多々。帰る時間を決めたいなら、面接段階で「残業はできません」と伝えておきましょう!
スナック嬢の仕事は主に4つ!やりがいや辛さを事前に把握して後悔しないように働こう!
スナックのバイトで行う業務は大きく分けて4つです。
- 開店・閉店の作業
- 接客
- 同伴や売上げのノルマ
- お酒やフード作り
やりがいも辛さも同じくらいある仕事ですが、やはり一般的な仕事と比べると独特な面が多いスナックのバイト。なかなかイメージするのが難しいかもしれませんが、今回お伝えしてきたやりがい・辛さを事前にチェックして、お店選びに活用してくださいね!
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