
これからキャバクラで働く人にとっては「待機中もお給料はちゃんともらえるの?」と心配になりますよね。まだ新人さんの場合にも、「待機中ってどう過ごしていいか分からない…」と戸惑っている方も少なくないでしょう。結論から言うと、待機中にお給料をもらえるかどうかは店によります。今回お伝えするキャバクラ待機時間のお給料や過ごし方を心得て、お客様からも店からも信頼されるキャバ嬢になりましょう!
キャバクラ待機中とは席について居ない時間
店がオープンしても、すぐにお客様が入ってくるとは限りませんよね。入ってきたとしても、接客できる人数には限りがあります。
キャバクラではお客様の席につかない時間を「待機中」と呼び、どこで待機するか?は店によって異なります。たとえば私が勤めていた店では、個室のVIPルームが待機席になっていました。
個室のない構造であれば、必然的にフロアーの一部が待機席として使われるでしょう。混みあってきたらバックルームで待機させる店も多いですが、ノーゲス状態ならフロアーで待機し、お客様が入店したときには、立ち上がって「いらっしゃいませ」と迎えるのが一般的。
客入りがまばらな日には、接客と待機を繰り返すケースもあります。固定客を持っていない新人の内はそれほど気にする必要はありませんが、キャバ嬢歴が長いのに待機ばかりしているのは、ちょっと恥ずかしいですね。
キャバクラは時給制ではあるものの、自分でお客様を呼び売上を作るのが仕事。待機時間は売上ゼロですので、待機ばかりしていると当然肩身が狭くなりますし、給料泥棒している気持ちにもなります……。
この後解説していく「キャバクラ待機中にできること」をチェックし、まずは過ごし方の基本をおさえましょう♪記事後半では「待機中にやってはいけないNGポイント」もお伝えします。
お客様を呼べない新人の内は、いかに店へ好印象を持たせるかが勝負です!良い席に優先的に付けてもらえるキャストをめざしてくださいね♡
キャバクラ待機中にできることは?
キャバクラでの待機中にできることには、何があるのでしょうか?当然ながらスマホゲームをする時間ではありません。(バレると罰金が発生する店もあります)
- お客様への営業
- メイク直し
- 店長や黒服への相談
- 顧客管理
- 他キャストとのコミュニケーション
待機時間が長くて良いことはひとつもありません。少しでも待機する時間を無くすためにも、営業につながる過ごし方をしましょう♪
お客様への営業
待機中の基本は、お客様への営業です!もちろんオープン前に来店予定を作っておくのがベストではありますが、一組も予定が作れない日だって当然出てきます。
店がオープンし接客についてしまうと連絡ができないので、待機時間を利用するしかありません。フロアーに待機場所を設けている店などは電話営業をNGとしている場合もありますので、入店時に待機中の営業ルールを聞いておきましょう。
電話OKの店であれば、売れっ子キャストがどんな風に電話をかけているのかを知るのも勉強になります。
メイク直し
キャバ嬢は第一印象が重要な仕事で、出勤時にはメイクばっちりで出るでしょう。しかしたった数十分の接客でも、ドリンクを飲めばリップが取れますし、ファンデーションもよれてきます。
接客し終えて待機に戻ったらまずはメイク直しから。いつでも完ぺきな状態でお客様を迎えられる準備をしておきましょう。ただし、フロアーに待機場所がある場合、メイク直しはトイレやバックルームでするように指定している店もあります。
店長や黒服への相談
ほとんどのキャバクラが定期的にキャストと店長での面談を設けていますが、決まった面談日以外でも気軽に相談を。店全体が暇な日であれば待機時間に相談すると、時間を有効活用出来ますよね。
特に新人の内は、分からないことだらけになるはず。新規客の掴み方、営業方法、お店でのトラブルなど、悩みは溜め込まずに相談すると店長との信頼関係が築けます。
小まめに相談して頼っていると「やる気のある子」と好印象を持たれ、優先的に良い席に回してもらえるケースも!自分のやる気はどんどんアピールしていってくださいね♡
顧客管理
キャバクラで売れていきたいなら、顧客管理は必須です。接客したお客様の名前や勤め先、指名してくれた方の誕生日、入れたボトルなど、売れっ子ほど細かい顧客管理をしています。
名刺と一緒にまとめたりノートに書いたり方法はそれぞれですが、忘れない内に待機席に戻ったらすぐメモをする癖を付けるのがおすすめ。スマホを利用するのももちろんOKです!
新人の内は「こんなことして意味あるのかな?」と感じますが、来店頻度の高い人や使う金額の大きな人など、営業する上での優先度が見えてきますよ。
他キャストとのコミュニケーション
無駄話や大きすぎる声では注意される場合もありますが、キャバクラではキャスト同士のコミュニケーションも重要になります。同じグループのお客様からの指名で一緒に同伴する日もありますし、枝を掴んでいくためにもチームワークが大切になるんです。
それに普段から仲良くしていると、それだけ店全体の雰囲気も良くなりますよね。また、先輩キャストからいろいろな話を聞くチャンスにも。
体験入店するときでも待機は同じ場所ですので、話しやすそうなキャストがいたら積極的にお店の雰囲気や客層を聞いてみましょう。ただ、中にはあまり話しかけられるのを好まないキャストもいるので、その辺りは注意してくださいね。
キャバクラ待機中にお給料もらえる?
キャバクラデビュー前の方にとって一番気になる疑問は、「待機中のお給料」についてですよね。サイトなどに情報を載せていない店もあるため、基本システムをチェックした上で入店前に確認を取りましょう!
- 基本はお給料をもらえる!ただし店によってはカットも
- 上り待機は時給0!ただし合計時間が明確
- 暇すぎると早上がりさせられるキャストもいる
キャバクラ経営にとって一番の負担が、人件費です。最低限、自分の時給は自分で売り上げるくらいの意識がないと、人件費削減の対象にされてしまいますよ。
基本はお給料をもらえる!ただし店によってはカットも
ほとんどの店で、待機中にも基本時給をもらえます。ただし、店によっては「待機カット」と言って、待機中は基本時給の1/3以下になるシステムを採用している場合も。
キャバクラデビューの時には、待機カットのある店はあまりおすすめ出来ません。というのも新人の内は固定客がいないため、必然的に待機する時間も増えるんですね。
その上、待機時間はタイムカードを切るわけでもなく正確に測れませんので、合計待機時間に店側と認識のズレが生じるリスクがあります。たとえば「私は30分しか待機してないと認識していたのに、1時間分待機カットで引かれていた……」となる可能性も考えられますよね。
気持ち的に言いにくくモヤモヤが残りやすいので、最初は待機カット無しの店で働くのがベターです。記載が無ければ、面接時などに「待機カットはありますか?」と聞いてみてくださいね!
上り待機は時給0!ただし合計時間が明確
もうひとつのシステムに「上り待機」があります。上り待機は強制的な休憩時間となり、時給は一切発生しません。
ただ、待機カットに対して上り待機は時間が明確。1時間なら1時間ときっちり線引きしてくれるので、計算はしやすいですね。不正にカットされる心配もないので、待機カットよりは良いと考える人もいるでしょう。
また一切の給料が出ない分、完全な休憩として使って問題ありません。
暇すぎると早上がりさせられるキャストもいる
前述した待機カットもかなり収入に差が出てしまいますが、待機カット無しの店でも安心は出来ません。暇すぎると数人のキャストを早上がりさせる店が多いんです。
早上がり対象となるのは、待機しているキャストたち。ノーゲスであれば「帰りたい人いるー?」と聞いてくれる店長もいますが、なるべく売れっ子を残すのはビジネスとして当然です。
日頃から待機時間が少ない=お客様を呼んでいる(売上がある)、つまり店への貢献度が高いキャストとなりますよね。貢献度の高いキャストを早上がりさせるのは、店側にもメリットがありません。
早上がり対象にならないためには、日頃の貢献度が重要なんです!最初からたくさんのお客様を呼べなくても、努力している姿勢は見せるようにしましょう。
キャバクラ待機中にやってはNGなこと
忙しい日には待機場所に戻るとホッとするときもあります。頭をフル回転で接客した心を休めるのに、良いリフレッシュ時間でもあるんですね。
しかし当然、待機中にやってはNGなポイントもあります!
- スマホゲーム・ドラマを見る
- 寝る・姿勢が悪い
- 食べる・お酒を飲む
- 待機中のタバコは店によって異なる
一般的な仕事だとどれも当たり前のNGですが、キャバクラは慣れてくるとだらしなく過ごしてしまうキャストも結構います。お客様、そして店長や黒服に見られている意識は常に持っておいてくださいね♪
スマホゲームやドラマを見る
待機カットや上り待機があるとしても、基本的には「仕事中」の認識を持つようにしましょう。特にスマホゲームやドラマを見ていると、店側からの印象は最悪です……。
先ほどもお伝えしましたが、良い席に優先的に付けてもらうためには、店長や黒服から好印象を持たれなければいけません。暇だからといってスマホゲームばかりしているキャストを、積極的にサポートしよう!なんて思えませんよね?
新人でも、待機中の態度ひとつであなたへの期待度が変わります。優先順位の高いキャストになり、良い席につけるチャンスを増やしていきましょう。
バレなかったとしても、スマホゲームやドラマを見ていると顔がだらしなくなってしまうので、マイナスな印象を与えてしまいますよ。
寝る・姿勢が悪い
一組でもお客様がいたら「寝る」「姿勢が悪い」には気を付けてください。特に小規模~中規模の店であれば、お客様から待機席が意外と見えてしまうんですね。
昼間に学校があったり昼職しながらダブルワークしていたり、なにかと掛け持ちしていればちょっと待機する時間でも眠くなりがち。うっかり寝てしまわないように、眠気が強くなったらバックルームでストレッチをしてみたり、栄養ドリンクを飲んでみたり、対策を取りましょう!
また、姿勢の悪さも待機中に目立つNGポイント。多少ソファに寄りかかるくらいは問題ないのですが、脚が開いている・腕を背もたれにかけている等はだらしなく映ります。
お店にいるお客様が自分指名じゃなくても、良い印象で目に付けば誰かを紹介してくれる可能性もありますよね。キャバ嬢は常に見られている意識を持って仕事をしましょう!
食べる・お酒を飲む
待機中の飲食ルールは店によって異なりますが、OKな場合でも基本的にはソフトドリンクのみ。お酒はもちろんNGですし、お菓子や軽食を食べるのもダメです。
どうしてもお腹が空いた場合はバックルーム、もしくは更衣室へ行きましょう。
待機中のタバコは店によって異なる
待機中の喫煙に関しては、店によってルールが異なります。フロアーに待機席がある場合には、ほとんどNGとなっているのではないでしょうか?
OKの場合でも、タバコの臭いには注意しましょう!髪の毛やドレスに臭いが付くのはキャバクラでは仕方ないのですが、口臭は自己管理次第です。
タバコを吸ったあとにはマウスウォッシュをする、軽く歯磨きをするなど、いつでも接客に付けるようにケアしてくださいね。
キャバクラ待機中も充実な時間の使い方をしよう!
待機中のシステムについては、お店によって大きな違いがある部分です。待機カットや上り待機はあるのか?待機中の過ごし方ルールは?など、入店時に細かいポイントを聞いておくようにしましょう。
お店ごとのルールに従いつつ、仕事時間として意識すると待機時間を有効活用できます。
- お客様への営業連絡は必須!
- メイク直しでいつでも臨戦態勢を整える
- 悩み事は待機時間を使って溜めずに相談
- 顧客管理で売上UPにつなげよう
- 他キャストとのコミュニケーションも◎
- スマホゲーム、ドラマ視聴はNG
- 寝る、姿勢の悪さは見られている
- 食べる、お酒を飲むのは基本NG
- 喫煙後は口臭ケアを徹底する!
新人の内は特に、店長や黒服からの印象を左右する重要な時間になります。待機時間が少ないキャストになるためにも、仕事に対する積極的な姿勢をアピールできる時間にしてくださいね!