
夜の仕事といえば20代くらいの若い女性がするもの、30歳前後で引退するイメージが水商売にはあるかもしれません。ところが18歳未満は働けないほかにルールはなく、夜職するのに年齢制限はなく何歳まででも続けられるものなのです。ただしジャンルによって向いている接客スタイルがかわってくるため、体験入店するまえにそれぞれのメリットを知って活躍できるイメージを高めましょう。
30代の夜職は悩みがいっぱい!ひとりで悩まず一緒に考えよう!
30代にもなると、夜職のメリット・デメリットなんて言われなくても分かりますよね。桁違いに成功しているレジェンド級の30代ホステスを紹介されたところで、「すごすぎてピンと来ない」と感じてしまうはず。
あなたが知りたいのは、身近にいる自分と同じような30代が抱える、もっと現実的な悩みではないでしょうか。たとえば……
- 30代だけど夜職デビューを考え中。でもそんな人いるかな?
- 30代で夜職を始めるなら、やっぱりスナック?キャバは難しい?
- 夜職を続けてきたけどもう30代……。もしかして辞め時?
- 30代で夜職から昼職に変えるのって、難しいかな……。
身体や体力の変化も実感しはじめる30代は、夜職にさまざまな悩みがつきまといます。どうしよう!と焦ってしまう日もありますよね。
でも大丈夫!あなたらしく解決できる糸口は必ず見つかります。まずは「悩んでいるのは自分だけじゃない」と気付き、どんな選択肢があるのかを知っていくことが大事♪
次の項目から「夜職30代のよくある悩み」を紹介していきますので、参考にしながらゆっくりと考えてみる時間を作ってみてくださいね。
夜職30代のよくある悩み「今からデビューは遅すぎ?」口コミ相談
まずは30代で夜職デビューを考えているあなた!口コミに寄せられた相談内容を見ながら、注意すべきポイントを知っていきましょう。
口コミ①「離婚したいけど職がない!32歳でも働ける夜職はある?」
「離婚を考えているけど職がないから踏み切れない。昔は夜の仕事をしていたこともあるけど、今は32歳。キャバクラはちょっと難しいかなぁと思う……。32歳からでもできる夜職には、どんな仕事がありますか?」
こちらの口コミのように、「シングルに戻るきっかけで夜職を考え中」「昔、夜職も経験したことがある」という方はとても多いですよね。
夜職は、シングルで子育て中の30代も多く活躍している世界。一般的な仕事よりも短時間で高時給を稼げますし、シフトの融通も利きやすいです。
しかし30代で夜職デビュー(もしくは出戻り)となると、キャバクラは平均年齢が若すぎます。姉キャバや熟女系キャバクラもありますが、地方に行くとそもそもの店舗数も少なめ……。
後ほどもう少し掘り下げていきますが、現実的にはスナックもしくはラウンジが、30代でもスムーズに働ける選択肢です。
口コミ②「35歳で初めて夜職したい!でもクラブとラウンジの違いも分からない」
「35歳で夜職デビューを考え中です。でもまったくのド素人で、お酒の作り方どころかクラブとラウンジの違いも分かりません。こんな私でも夜職デビューは可能でしょうか?」
まず結論を言うと、夜職デビューに年齢制限はありません。35歳でも40歳でも、夜職デビューは可能です。
ただ、35歳であまりにも知識経験がなさすぎると、面倒に感じるお店があるのも事実。「ド素人なので……」と言い訳するよりも、「勉強してきましたが、間違ってたらご指摘頂けますか?」という姿勢が何より大切です。
35歳未経験者を採用するのは、お店側にも人件費だけかかるリスクがあります。夜職は狭き門ではありませんが、軌道に乗るのは簡単ではなく、お店側からの協力も必要です。
協力してもらうためには、「期待ハズレだな」と思わせないこと!「未経験」を言い訳にしないなら、35歳の夜職デビューも良い挑戦になりますよ。
口コミ③「30代での夜職デビューは、何が一番大変?」
「30代になって、夜職を考えるようになりました。仕事内容は分かりますが、いまいち夜職をした生活の想像がつきません。30代での夜職デビューで、一番大変なことってなんでしょうか?」
夜職を始めてもっとも変化が大きいのは、時間の使い方です。帰宅はだいたい深夜2時頃になり、そこからメイクを落としたりシャワーを浴びたりしていると、寝るのが朝方になることも。
寝る時間がズレ込むので、1日のサイクルが激変します。昼職と掛け持ちしていると眠気との戦いになるでしょう。
30代での夜職デビューは、人それぞれ「昼職しながら掛け持ちする」や「子育てしながら」など、バックグラウンドが異なります。時間の使い方の変化が、あなたの生活にどう影響するのかは事前にしっかりと考えてくださいね。
30代の夜職デビュー|種類別に難易度をチェック!
夜職デビューに悩む30代の声、かなりリアルですよね。ここからはもっと具体的に、どんな種類の仕事があるのかを紹介しながら、それぞれの難易度にも踏み込んでいきます。
入店時時給相場 | キャスト年齢層 | 難易度 | |
キャバクラ | 2500円~ | 20代が中心 | ★★★★★ |
クラブ・ラウンジ | 2000円~ | 20代後半~30代 | ★★★★☆ |
スナック | 1500円 | 30代が中心 | ★★★☆☆ |
上記はあくまでも目安です。キャバクラ・クラブ・ラウンジに関してはお店のランクやエリアによって時給・年齢層が大きく変わります。
キャバクラ:難易度★★★★★
<メリット>
- ルックスが良ければ売れる可能性あり
- 売上次第でいくらでも稼げる
<デメリット>
- 30代未経験者は居心地が悪くなる
- ノルマやヘアメイク等にかける労力が大きい
入店時の時給相場は2500円程度~。キャバクラは、30代の夜職デビューとしては難易度が高いです。採用されたとしても、基本的な客層が「若い子を求めている」ため、キラキラとした20代が中心の中では単純に居心地が悪くなります。
クラブ・ラウンジ:難易度★★★★☆
<メリット>
- 落ち着いた客層が多い
- 採用されれば働きやすい
<デメリット>
- お客さんがつかみにくい
- お店ごとのルールが細かい
入店時の時給相場は2000円程度~(高級店は3000円程度~)。キャストもお客さんも、キャバクラと比べると年齢層が高く、働きやすさは◎ただし採用の難易度が高い・お店ごとに暗黙のルールがあるなど、30代に限らず未経験者にはハードルが高いジャンルです。
スナック:難易度★★★☆☆
<メリット>
- 採用してくれる店が多い
- ルックスに自信がなくても働ける
<デメリット>
- 時給が低い
入店時の時給相場は1500円程度~。夜職の中ではもっとも難易度が低く、ルックス問わず採用してくれるお店が多いです。時給は安い(本採用後も相場は1500~1800円程度)のですが、マイペースに働きたい人におすすめ。実際に30代後半~40代の新人さんも多い世界ですよ!
30代になってから夜職するのもデビューは体験入店するところから
20代でも30代でも、夜職デビューに「体験入店」は欠かせません。面接した日にそのまま即体験入店できるお店もあります。
実際にお給料をもらいながらお試しで働けるのは、夜職ならではの特色ですよね。キャバクラ・スナック・クラブ、どのお店でも体験入店は取り入れています。
<体験入店する時のポイント>
- 最低保証時給など条件面を聞いておく
- 客層が自分に合うかどうかをチェックする
- キャストの中で自分が浮かないかどうかをチェックする
- 店長やスタッフは話しやすいかどうかをチェックする
まずは気になるお店を2~3軒ピックアップしてみましょう。自分に合いそうな雰囲気だなと感じるお店で体験入店して、上記ポイントをチェックしてくださいね。
夜職30代のよくある悩み「いつまで続ける?」口コミ体験談
30代の夜職って、デビューと同じくらい「引退」も大きな悩みになるんですよね。今まさに現役で活躍している方だけではなく、これからデビューする方も、考えておくべき問題です。口コミ体験談を参考に、しっかりと向き合いましょう!
口コミ体験談「OLを辞めて夜職一本にチャレンジ!」
「大学を卒業してからずっと、OLとキャバ嬢を両立させてきました。30代になったのを機に、OLかキャバ嬢か……で悩んでいましたが、OLを辞めて夜職一本に。ただ、キャバクラではもう限界を感じていたので、クラブに移籍しました」
夜職での収入が安定していれば、本業にしてしまうのも一つの選択肢ですよね。ただ、この体験談にあるように、30代で夜職一本に決める場合、キャバクラからクラブやラウンジにステップアップする人が大半です。
30代になると固定客も多く、売れっ子なら引く手あまたでしょう。しかし一方で、さらにその先、40代50代になってからの人生も、考えておくべきポイント。
夜職は景気に左右されやすく、収入が一気に落ちることもあります。そうなった場合にも乗り越えられるかどうかは、しっかりと見定めておきましょう!
口コミ体験談「30代でキャバ嬢を引退するために資格を取った」
「30代になってキャバ嬢引退を決意。でもキャバクラの仕事しかしたことないし、就職なんて難しいかもと思ったので、先に宅建の資格を取りました」
30代で夜職引退を考える人にとって、大きな壁となるのが就職先です。特にこれまで夜職しか経験してこなかった場合には、不安も大きくなりますよね。
結論から言うと、体験談にあるように使える資格を取得してから引退する方がスムーズです。ただ、夜職しか経験がないことをコンプレックスに感じる必要はありません!
多くの人と円滑なコミュニケーションが取れる力は、どの業界にいっても重宝されます。そして資格は、あなたの履歴書を強くしてくれるもの。夜職を続ける中での勉強は大変ですが、お客さんとの話題も増え、応援してくれる人も多いはず♪
30代での夜職引退|昼職に移るコツ
では、30代で夜職を引退する場合、昼職に移るときにはどのようなポイントを意識すればいいのでしょうか?昼職に移るコツをお伝えしていきますので、引退を決める前に読んでくださいね♪
自分がしたいことを紙に書いて整理する
夜職引退を考え始めたら、まずやってもらいたいのが「自分がしたいこと」の整理です。そんなことが何になるの?と思うかもしれませんが、頭でぼんやりと考えているだけでは、具体的なイメージがつきません。
以下のポイントを意識して、紙に書き出す作業をしてみてください。
- 自分がしたいこと・出来ることを区別する
- 自分が興味のあること・好きなことは何か
- 毎月どれくらいの収入が欲しいか
- どんなライフスタイルを送りたいか
したいことと出来ることは違いますが、紙に書き出すと「したいことの実現には何が必要か」まで段々と見えてくるようになるはず。たとえば「英語の仕事がしたい」と漠然と考えても、英会話講師なのか通訳なのかでは、必要な資格も変わりますよね。
紙に書き出しながら、したいことの実現に必要な資格や費用を、考えていきましょう!
引退する時期を決めて逆算スケジュールを立てる
夜職を引退したあとの方向性が決まったら、次は引退する時期を考えます。引退を決めた時点でモチベーションは一気に落ちてしまうと思いますが、だからといって「今月で辞めよう!」と焦ってしまうのはおすすめできません。
紙に書き出した資格が取得できるのはいつか?費用を貯めるためにどれくらいの期間が必要か?などを考え、スケジュールをしっかりと立てましょう。
したいことがないなら派遣から始めるのもおすすめ
「特別やりたいことなんてない……」「ただもう夜職に疲れた……」という方も、もちろんいますよね。それも立派な引退理由です!
やりたいことがない場合には、まずは派遣会社への登録がおすすめです。慣れない仕事での直接雇用はプレッシャーも大きいですが、派遣なら期間限定の案件があったり、合わない場合にも相談に乗ってくれたりと、少しずつステップアップしていける環境が整っています。
まとめ:30代の夜職はデビューも引退も丁寧に考えて!
30代でも、夜職デビューするのは可能です。30代で夜職していても、そこから昼職するのに移るのはむずかしくありません。しかし夜でも昼でも、30代に無いのは若さという武器。
20代のように「キャバクラならどこでもOK!」と飛び込んでも採用されなかったり、「知らない」が可愛いと思われなかったり。引退する場合でも、新たな就職先を決めるのは一筋縄ではいかないかもしれません。
30代の夜職は、デビューも引退も、しっかりと現実と向き合いながら、丁寧に考えてステップアップしていくことが重要です。年齢をコンプレックスに感じる必要はありませんが、勢いよりも丁寧を意識すると、きっと良い未来が拓けますよ!
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