キャバレーとキャバクラの違いとは?ショーの有無と値段設定

近年では店舗数の激減により貴重な存在となったキャバレーですが、キャバクラとの違いをご存じですか?
キャバレーの情報が少なくなってきているので、現役のキャバ嬢でも違いを明確に伝えられる人は少ないかもしれません。
そこで今回は、キャバレーとキャバクラの違いについて詳しく解説していきます。
お客様に違いを聞かれることもあるので、キャバレーの業態をよく知らないという人はぜひ参考にしてください。

キャバレーとキャバクラどっちが好き?
それぞれのいい所を聞いてみた

キャバレーとキャバクラの違いについて解説する前に、先ずはそれぞれの良い所を紹介したいと思います。キャバレーが少なくなっている昨今、将来的には絶滅する可能性もあることを考えると、実際に体験した人の意見は貴重だと感じました。

キャバレー派の人の意見

  • ショーを見ながらお酒を飲む時間が楽しかった(50代男性)

キャバレーのいい所は、何と言ってもショーが楽しめるところですね。ショーにもいろいろあって、生バンドによる演奏や歌手のミニコンサート、芸人のコントなどどれも楽しいショーばかりで、ホステスとの会話を楽しむよりも僕はショーを見に行っていた感じですね。

  • 安価な料金設定だから安月給のサラリーマンでも気軽に行けた(60代男性)

キャバレーは時間制で、1時間3,000円程度で飲み放題だった。ホステスが飲む飲み物やつまみなどは無料で追加料金が一切かからないところが、安月給のサラリーマンには安心して飲めたところが良かったね。

  • ノルマがなく気楽で楽しく仕事ができる(キャバレーのホステス経験がある40代女性)

高級クラブやキャバクラとは違って指名や同伴といったノルマが一切ないので、ストレスを抱えることなく気楽に仕事ができるところが良かったです。あと、ショーを楽しみに来るお客さんが多く、ホステスの接客に対して過度な期待をする人が少なかったところも気楽でしたね。お客さんと一緒になって楽しめるので、キャバレーのホステスを経験してしまうと楽しすぎて他の水商売に移れなくなるかも。

キャバレー派の人の意見を聞いてみた感想は、お客さんもホステスもとにかく楽しく過ごせる酒場なんだと思いました。

キャバクラ派の人の意見

  • 容姿端麗のキャバ嬢を口説きながら楽しくお酒が飲める(30代男性)

職場内は男性ばかりで女性との出会いがない私は、キャバクラに行ってお気に入りのキャバ嬢を見つけることが唯一の楽しみになっています。実際は口説き落とせませんが、キレイなキャバ嬢を遊びでも口説きながら楽しくお酒が飲めるところがキャバクラの醍醐味ではないでしょうか。

  • 追加をせず基本料金だけで飲むなら安上りに楽しめる場所(40代男性)

キャバクラは、60分6,000円などの時間制で飲み放題のところが多いです。指名やボトルなど追加料金が発生する注文さえしなければ、1時間6,000円でキャバ嬢との会話やお酒が楽しめる安価なところが気に入ってます。

  • コンビニやファミレスなどのバイトより断然稼げるところ(20代女子大生)

大学の授業に出席しながら学費や生活費をバイトで稼がなければならない私には、キャバ嬢の仕事が理にかなっていました。大学では宿題や課題も多く出されるので、長時間のバイトはできません。そこで、短時間でコンビニやファミレスの倍以上稼げるキャバ嬢は辞められません。

キャバクラ派の人の意見をまとめると、男性はキレイなキャバ嬢と楽しくお酒が飲めるところがいい所だと感じているようです。キャバ嬢の立場からの意見では、他のアルバイトに比べると短時間で高給を稼げるところに良さを感じているとのことでした。

キャバレーとキャバクラのいい所を比べてみた結果、「楽しく飲める」に関しては共通していました。また、リーズナブルという点でもいい所として挙がっていましたね。では、どのような違いがあるのか次項で詳しく解説していきます。

キャバクラとキャバレーの違い7点

キャバクラの正式名称は「キャバレークラブ」です。正式名称を聞くと違いについてもっとややこしく感じますが、酒場としてのキャバクラ位置付けは、キャバレーとクラブの中間になります。

クラブほど高級ではないけど、キャバレーほど大衆向けでもないといった感じがキャバクラです。違いについては7点ほどありますので、一つずつ詳しく見ていきましょう。

サービスの違い:キャバレーはショーがあるけどキャバクラには無い

サービスの違いにはいろいろありますが、大きな違いとしてはショーがあるかないかです。キャバクラにもショーを開催している店舗はありますが、大概はありません。一方でキャバレーは店舗内にステージを設け、生演奏や芸を披露します。

ショータイムは一日2回程度開催され、ホステスもお客さんと一緒に楽しむことができます。また、ダンスフロアを設けている店舗では生演奏と共にホステスとダンスができるなど、楽しみ方も様々です。

キャバレーに来るお客さんは、ホステスとの会話を楽しみに来店する人もいますが、ショータイム目当ての人もたくさんいます。そのため、男性客だけでなく女性のお客さんも多く来店するところはキャバクラと違いにもなります。

店舗の広さの違い:ステージがある分キャバレーの方が広く客席も多い

キャバクラの客席数は広い店舗で60席程度で、中堅店舗で40~50席です。また、キャバクラにはステージを設けていない店舗が多いため、店舗内の広さはそれほど大きくはありません。

一方でキャバレーはステージを設けている分、ちょっとしたディナーショーも開催できるほどの広さがあります。客席数は大型店舗で1,000席、中堅店舗で500席。席数だけでも、キャバクラと比べ物にならないほどの広さがあります。

1970年代などキャバレーが大流行していたときは、2階席まであるようなそれこそミニコンサートができるほどの大型店舗があったそうです。また、店内雰囲気ですがキャバクラは高級感を演出するためにゴージャスな雰囲気がありますが、キャバレーはそこまで高級感を演出していませんがスナックやパブ程度の雰囲気となっています。

値段設定の違い:キャバレーはリーズナブル、キャバクラの方が高価

キャバクラはキャバレーとクラブの良いとこ取りをした中間的位置のため、キャバレーの時間制システムに加えクラブのボトルキープやキャストへの飲み物代などそれぞれに値段設定がされています。

60分5,000円~のところが多く、セット料金には飲み放題付きの場合もあるので、安く済ませたい場合は指名やキャストへのドリンクなど追加料金が掛かるオプション注文をしなければセット料金のみで遊べます。指名やキャストへのドリンクなどが加算されても、平均で1時間1万円以内で済むでしょう。

また、ボトルやシャンパンなどを入れた場合は10万円を越すお会計になる場合もあります。高級クラブよりも安いといったイメージがあるかもしれませんが、ボトルを入れれば金額的には大差ありません。

一方でキャバレーの場合は、ボトルキープなどのシステムがなく追加料金が一切発生しない値段設定です。60分4,000円~の店舗が多く、飲み放題でおつまみや軽食なども付いてきます。追加料金が一切掛からないので、キャストへの飲み物も無料。
もちろん、セット料金の中にはショータイムの観覧料も含まれています。追加料金が発生しないので、お財布的に安心して飲めるのはキャバレーの方ですね。また、ショーも楽しめるのでお得感が満載です。

キャストの違い:キャバレーは年齢層が幅広い、キャバクラは18~20代前半

キャバクラのキャストは、18歳~20代前半の年齢が多く在籍しています。一方でキャバレーは、20代~60代までのキャストが在籍しており、年齢層の幅が広いところが特徴です。

お客さんの年齢層はキャバクラは20代~40代が多いですが、キャバレーは20代~60代の人が多いです。キャバレーのホステスの年齢層が幅広い理由は、お客さんの年齢層に合わせたホステスと楽しめるようにとの配慮があるようです。

キャストの在籍人数にも違いがあり、キャバクラは1店舗あたり多くても15人程度ですが、キャバレーは100人ものキャストを在籍させています。客席数から換算してもキャバレーでは大人数のキャストが必要なのでしょう。

楽しみ方の違い:キャストとお酒を飲みながら会話を楽しむのは同じだけど、キャバレーはショーも楽しめる

キャバクラに行くお客さんのほとんどが、キャバ嬢とお酒を飲みながら口説いたりして楽しむ場所として遊びに行っています。カラオケができるキャバクラもありますが、楽しみ方はキャバ嬢との会話だけといってもいいでしょう。
一方でキャバレーは、ホステスとの会話を楽しみに行く人もいますが、その他にショーやカラオケを楽しみに行く人もいます。また、ダンスを楽しみに来店する人もいるなど、キャバクラに比べて楽しみ方が多くあるところがキャバレーの魅力です。

給料体系の違い:時給制は同じだけどキャバレーにはバックシステムがない

給料体系の違いについては、指名や同伴といったバックシステムがキャバレーにはありません。時給に関しては、両者とも2,000円~3,000円が相場で同じです。バックシステムがある分、指名や同伴などをたくさん取れる自信がある人はキャバクラの方が稼げます。

キャバクラのバックシステムについて、下記のページで詳しく解説しているので参考にしてください。

キャバクラのバック制度パターンを3分で解説!今働いている店舗は稼げる方なのか要チェック

ノルマの違い:キャバレーはノルマがない、キャバクラはある

ノルマの違いについては、キャバレーは一切ないのに対しキャバクラは指名や売上、同伴などに対してノルマを課せている店舗があります。ノルマなしの店舗もありますが、大概のキャバクラではある程度のノルマは言い渡されます。

ノルマを達成できないと、減給などの処罰を設けている店舗があるため、キャバ嬢はノルマ達成に必死です。ノルマに振り回されたくない人は、気楽に働けるキャバレーの方が合っているでしょう。

キャバレーが減っている理由とは|需要が減ってきたから

2021年現在、都心のキャバレーは絶滅したといっても過言ではないほど見かけなくなりました。キャバレーが大流行し始めた1958年頃に新規開店したキャバレー「ハリウッド」は全国に44店舗展開していましたが、2018年12月30日に残していた最後の店舗北千住店と赤羽店を閉店しました。

閉店の知らせと共に世間では、都内で唯一のキャバレーがなくなったと閉店を惜しむ声が多く聞かされたそうです。

キャバレーは1960年~1970年代わたって大流行し、昭和を尊重する酒場として現在でも懐かしく思う人は多いと思いでしょう。そんな大流行したキャバレーが、なぜ激減してしまっているのでしょうか。

原因は、時代の流れです。低価格でホステスやショー、生演奏やダンスが楽しめる酒場として大流行したキャバレーは、ディスコやキャバクラなど次々と現れる新しい業態の誕生に押されて客足が鈍くなり廃業へと追いやられていきました。

時代の流れと共に酒場としての楽しみ方も変わっていき、ショーやダンスを楽しむといったキャバレーへの需要が減ってしまったんですね。また、ステージを設けなければならないキャバレーは必然的に広いスペースが必要の他に、ショーのためのバンドや歌手の確保など、営業を続けていくには毎月膨大な維持経費が掛かります。

客足が鈍くなれば売上も激減し、店舗を維持するのが難しくなったという理由も激減した原因でしょう。

キャバレーとキャバクラの違いはショーの有無と値段設定!

キャバレーとキャバクラの違いについて解説してきましたが、いかがでしたか?この記事をまとめると以下になります。

【キャバレーとキャバクラの違い7点】

  • サービスの違い:キャバレーはショーがあるけどキャバクラには無い
  • 店舗の広さの違い:ステージがある分キャバレーの方が広く客席も多い
  • 値段設定の違い:キャバレーはリーズナブル、キャバクラの方が高価
  • キャストの違い:キャバレーは年齢層が幅広い、キャバクラは18~20代前半
  • 楽しみ方の違い:キャストとお酒を飲みながら会話を楽しむのは同じだけど、キャバレーはショーも楽しめる
  • 給料体系の違い:時給制は同じだけどキャバレーにはバックシステムがない
  • ノルマの違い:キャバレーはノルマがない、キャバクラはある

昭和の時代に大流行したキャバレーは、時代に流れによって衰退していき2021年現在では絶滅したといってもいいほど、店舗数が激減してしまいました。キャバレーの時間制システムを継承しているのがキャバクラです。キャバクラの正式名称は「キャバレークラブ」であり、キャバレーとクラブの中間的な位置付けであることを覚えておきましょう。

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