
ガールズバーを始めとしたナイトワークにある「体験入店(体入)」はとても便利なシステムですが、闇雲に体入を繰り返していると「体入荒らし」として見なされる可能性があると知っていますか?体入荒らしは立派な迷惑行為のひとつで、ブラックリストに入るケースも!なぜガールズバーの体入荒らしは起きてしまうのか?ガールズバーの体入は何回までOK?など、今回の記事でナイトワークの″常識″を身につけていきましょう!
ガールズバーの体入荒らしとは?
ガールズバーだけではなく、キャバクラやスナックなどナイトワーク全般で「体入荒らし」は起きますが、「体入荒らし」とはどんな行為を指すのでしょうか?端的に言うと、「そもそも入店するつもりは無いけど体入をくり返して稼ぐ人」を指します。
もちろん体入自体は堂々と利用していいシステムですし、体入無しで入店するケースはほとんど無いでしょう。しかしどの店も「正式に入店を考えている」を大前提として受け入れているんですね。
体入は小遣い稼ぎではなく、そのお店の雰囲気や客層を実際に見て、自分に合っているかどうか?働けそうかどうか?を、店とキャスト、お互いが判断するために活用するシステムなんです。
ガールズバーの基本時給は1,500円~2,000円程度で、体入でもしっかり時給を支払ってもらえます。店側にとっては大事な人材を集めるための必要経費ですが、体入だけを目的とされると無駄な出費になってしまいますよね。
もちろん一度や二度の体入で「体入荒らし」とまでは呼ばれませんが、繰り返しているとブラックリストに載ってしまう可能性も……。ブラックリストに載るといざ本気で働きたくなったとしても、当然受け入れてもらえません。
体入荒らしはあなた自身の信用を失う行為ですので、絶対にやめましょうね!
ガールズバーの体入荒らしはなぜ起きる?
さて、ガールズバーにおける体入荒らしはなぜ起きるのでしょうか?実は体入する側にはメリットとも言える部分があるんです。
気付かぬ内に体入荒らしになってしまわないよう、メリット・デメリットを把握しておきましょう。もちろん、ここで言う「メリット」は店側にとってのデメリットにも当たります。
ガールズバーの体入荒らしのメリット4選
ガールズバーで体入荒らしが起きてしまう直接的な理由は、以下のメリットがあるためです。
- 責任なしで気軽に小遣い稼ぎが出来る
- お客さんへの営業やノルマも考えなくていい
- 辞める手間が省ける
- 全額日払いでお金が手に入る
たとえばガールズバーの基本時給が2,000円として5時間働けば日給10,000円になりますよね。しかし実際に本入店すると「日払いは〇円まで」と上限が決まっていたり、さまざまな天引きによって手取りの金額が少なくなったりするんですね。
体入ではこの日給が全額日払いで、天引きもほとんどなく手に入ります。お客さんとの連絡先交換やノルマなど、仕事に対する責任も一切無しで全額手に入るのですから、体入荒らしをしている人はこの旨味を覚えてしまっているのでしょう。
もう一点、ガールズバーに一度入店すると「辞めにくい」と感じるキャストが多いのも理由に挙げられます。体入なら、シフトも決めず自由出勤で辞める手間まで省けるメリットが生まれますよね。
どんなに良いお店でも、在籍してしまうと多少の悩み・しがらみは生まれるものです。ガールズバーで働く上ではある程度覚悟も必要ですし、辞めにくい面倒さは体入荒らしをして良い理由にはなりません。
体入なら気楽に稼げる!と安易に繰り返すと、いつの間にか体入荒らしになってしまうので、特に初心者さんは意識しておきたいポイントです。
ガールズバーの体入荒らしのデメリット3選
メリットでは「体入荒らしする側」の視点でお伝えしましたが、デメリットは「体入荒らしされる店」の視点で考えてみましょう。とても失礼な行為と分かるはずです!
- 無駄な経費と手間がかかる
- 体入荒らしは接客の質が悪い
- お店の雰囲気を壊される
シンプルに「なぜ体入というシステムがあるのか?」を考えれば分かりますが、お店にとって体入は先行投資です。貴重な人材であるキャストを見つけ、なるべく長く働いて欲しいのが店側の気持ち。
いきなり本入店ではなかなか踏み出せない女性も多いですが、体入ならある程度の気軽さもあり、ハードルがグッと下がりますよね。お互いの相性を確かめつつ、より多くの女性にチャレンジしてもらうためのシステムなんです。
そのために、ガールズバーの体入では初心者さんもスムーズに働けるように、丁寧に指導をしてくれます。そう、経費だけじゃなく労力もかかるのが体入なのに、荒らされると全てが無駄になるんです……。
さらに体入荒らしは責任感や積極性が皆無なため、接客の質が非常に悪いのも特徴。慣れていなくても一生懸命ならお客さんも快く受け入れてくれますが、雑な接客をされては店の評判が下がるだけです。
このように、店側にとって体入荒らしは利益としても労力としても、損失の大きな行為になります。
ガールズバーの体入は何回までOK?
これからガールズバーの体入を考えている方は、「体入荒らしと思われたらどうしよう」と不安になったかもしれませんね。常識的な範囲内での体入なら全く問題ありません♪
とはいえ初心者さんにとっては、そもそも常識が分からないはず。ガールズバーの体入について、ナイトワークの常識を身につけていきましょう。
ガールズバーで働く子の体入の平均回数は?
正確な統計はありませんが、だいたい3~5回程度の体入をすれば働きたい店が決まります。むしろ5回はちょっと多いくらいでしょう。
一般的には1~3店舗程度体入し、
- 店の雰囲気
- 客層
- 衣装
- 条件面(時給やノルマ、送迎など)
上記ポイントを比較して一番良かった店を選びます。ガールズバーの場合、そもそも体入する店を選ぶ時点でかなりしぼり込むはずです。特に今はSNSなどを活用する店も多いので、ある程度の雰囲気は事前につかめるんですね。
そのため体入では、実際に働いて得る肌感覚を比較するのがメインの目的となるでしょう。「1日働いてみただけで分かるかなぁ」と不安な方は、「複数回の体入OK」や「何回でも体入OK」としている店を選ぶのもひとつ。
もしくはナイトワークの派遣に登録するのも手です。派遣なら荒らし行為にならずにいろいろなお店を巡れますので、その中で本入店したい店も見つかりますよ。
ブラックリストに載る、体入荒らしは10店舗目から
体入荒らしのブラックリストは、都市伝説ではありません。正式なノートや情報共有システムなどがあるわけではないですが、人づてに伝わる噂で「あの子ブラックリストだから気を付けた方がいいよ」と言われます。
さて、では何店舗目から「体入荒らしのブラックリスト」に載ってしまうのでしょうか?常識的な範囲の体入回数(1~5店舗)を越えたら要注意、10店舗も体入をくり返せばほぼ確実にブラックリスト入りするでしょう。
良い店が見つからないからと言って、何店舗も体入で渡り歩くようになったら一旦ストップ!そもそもガールズバーなどナイトワークが向いていない可能性もありますよ。
ガールズバーの体入荒らしをおすすめしない理由
ガールズバーの体入荒らしをおすすめしない理由、つまり体入荒らしをする人のデメリットを考えてみましょう。
- たくさんの店を回らなければならない
- ばったり行き会うと気まずい
体入荒らしは自分自身の評価を下げ、自らチャンスを失う行為です。
たくさんの店を回らなければならない
中には複数回体入できる店もありますが、基本的にガールズバーの体入は1店舗につき1回。そのため体入荒らしで稼ぐためには、いろんなお店を回らなければならないんですね。
求人情報をチェックして、電話やメールで連絡をして、面接をして……この労力を毎回かけなければいけないんです。ガールズバーの場合、お店のコンセプトによって着用する衣装も大きく異なりますので、準備だってかなり大変ですよ。
ばったり行き会うと気まずい
夜の世界は想像している以上に狭いです。つながりがないと思っていたA店とB店が実は姉妹店だったり、オーナー同士が仲良しで行き来していたり……。
「あれ?この子……」と気づかれれば、そこから体入荒らしの噂が広がる可能性もありますよね。体入荒らしと印象づけられてしまうと、信頼を一気に失います。
気まずいだけならまだマシで、「今度は本気で働こう」と思っても、体入荒らしで失った信用は取り戻せません。最初の内は効率良く小遣い稼ぎが出来てウキウキかもしれませんが、だんだんと精神的にも疲れてくるのが体入荒らしです。
そもそも体入荒らしで稼げる金額はたかが知れてますので、高収入もめざせません。結果的に良いことはひとつもありませんので、入店する気のない体入を繰り返すのはやめておくのが無難ですよ!
注意!ガルバで体入荒らしと勘違いされる行為・態度
あなた自身にそんなつもりは無くとも、体入荒らしと勘違いされる行動や態度があります。
- 条件や仕事内容を適当に聞き流す
- 面接と体入での態度が明らかに違う
- 希望の出勤日などをハッキリ答えない
これまで数回体入を繰り返した経験がある方は、少しふり返りながら読んでみてくださいね。
条件や仕事内容を適当に聞き流す
体入荒らしをする人にとって、そのお店での条件や詳しい仕事内容などはどうでも良い情報です。なぜなら聞いたところで本入店するつもりは毛頭ないのですから。
本当に入店を考えていて真面目に体入のシステムを活用するつもりがあるなら、給与システムやお店ごとに異なる接客上のルールは、とても重要な情報ですよね。「ああ、はいはい」といった態度で適当に聞き流していると、「もしかして体入だけのつもり?」と誤解をされてしまいます。
重要ではないと思っても、お店の人から受ける説明は丁寧に耳を傾けましょう!
面接と体入での態度が明らかに違う
これは体入荒らしあるあるなのですが、「面接では感じよく振る舞い、いざ体入になるとやる気を見せない」ケースがとても多いです。体入荒らしをするためには面接を突破しなければならないので、面接だけは愛想よくしているんですね。
いざお店に立つと緊張で上手く話せないパターンはあるかもしれませんが、一生懸命な前向きさだけは維持しておきましょう!体入荒らしと誤解されないためだけでなく、本採用となった際の時給にも影響するポイントです。
ガールズバーの時給は、体入で期待値が高いと見なされれば、求人情報掲載の金額よりも高くしてもらえるケースがあります♪少しでも良いスタートを切りたいなら、積極的な姿勢で仕事に取り組みましょう♡
希望の出勤日などをハッキリ答えない
- 希望の出勤日数
- 送迎が必要かどうか
- 出勤できる曜日
- 希望の勤務時間
上記は面接で聞かれる内容ですが、本当に働きたいと思って体入をするならどれもスムーズに答えられて当然ですよね。体入荒らしのように働くつもりがないと、具体的なシフト希望などが出てきません。
もちろん、体入段階ではまだ迷っている方もいると思います。しかしその場合にもただ「うーん……」と濁すのではなく、「週末のみの出勤にしたいと考えていますが、慣れてきたら出勤日を増やしたいかもしれません」など、その時点での方向性をより具体的に伝えるのがポイント。
ガールズバーの面接で聞かれる内容はほぼ決まっていますので、事前準備を整えていくと好感度が高くなりますよ♡
日払い目的のガールズバー体入荒らしはNG!本気で考えてるなら複数体入するのもおすすめ
ガールズバーの体入は全額日払いでもらえて、お客さんとの連絡先交換やノルマなどの面倒事も一切なし。しかし体入は、決して楽に稼げるためのシステムではありません。
- 人件費と労力が全て無駄になる
- 体入荒らしの接客は質が悪い
- 体入は1~3回(多くても5回)を目安にする
- 10回以上体入を繰り返すとブラックリスト入り
- 体入荒らしはたくさんの店を回らなければならない
- 体入荒らしをすると気まずい・信頼を失う
- 面接や体入の態度で荒らしと思われないように注意する
記事前半でお伝えした「体入荒らしのデメリット(店側にとって)」は、体入荒らしが嫌われる理由に直結します。体入は条件や相性をチェックするためのシステムとして活用しましょう!
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