香りのマナーで一番意識しているのは、やっぱり強すぎないことです。自分では少し物足りないかなと思うくらいでも、周りの人からすると意外としっかり香っていることが多いので、付けすぎないように気を付けています。
特に接客の仕事はお客様との距離が近いので、香水が強すぎると相手によっては不快に感じてしまうこともあると思います。香りは好き嫌いも分かれやすいので、自分が好きな香りでも、周りにとってどう感じるかを考えることは大事だと思っています。
理想は、近くに来た時にふわっと香るくらいです。席に座った瞬間に香りが広がるよりも、さりげなく香る方が上品だし、清潔感も出る気がします。実際、強い香水よりも「なんかいい匂いする」と思ってもらえるくらいの自然さの方が印象に残りやすいと思います。
香りの系統も意識していて、甘すぎるものや重たい香りよりは、石けん系や柔らかいフローラル系、少し大人っぽいムスク系など、清潔感があって優しい香りを選ぶことが多いです。季節によっても変えていて、夏は爽やかめ、冬は少し甘めにしたり、その日の服装やヘアメイクに合わせて変えることもあります。
あと、香水だけじゃなくて、柔軟剤やシャンプー、ボディクリームの香りとのバランスもかなり大事だと思っています。全部バラバラの香りにすると混ざってしまって、逆にきつく感じることもあるので、なるべく同じ系統で揃えるようにしています。髪の毛や服から自然に香るくらいだと、全体的にまとまりが出る気がします。
それと、香りは付ける場所も大事だと思っています。手首や首元にたくさん付けるより、足首やウエスト、髪の毛の毛先に少しだけ付ける方が、動いた時にふわっと自然に香るので好きです。付け直しをする時も、最初と同じ量を足すのではなくて、少しだけにしています。
香りは見た目みたいにすぐには分からない部分だけど、意外と相手の記憶に残りやすいものだと思います。だからこそ、自分のためだけじゃなくて、一緒にいる人が心地よく感じられる香りを意識するのがマナーとして大事だと思っています。